会計事務所NEWS No.4


「経営計画」は何故顧問先に根付かないのか?


もう20年も前から「経営計画、MAS監査がこれからの会計事務所のサービス」だと言われて久しい。しかし、全国の会計事務所で、経営計画、MAS監査が事務所の継続的な収益源になっている、あるいは継続している会計事務所を勉強不足かも知らないが筆者は知らない。

これは何故だろうか。大きくは2つの理由があるように思える。一番の理由は、提案している会計事務所自体が事務所全体で経営計画を取り組む体制づくりに失敗していること。二番目の理由は、顧問先がせっかく経営計画を作成しても、日々の経営に活用活用する方法を知らないことである。

理由その1

提案している会計事務所自体が事務所全体で経営計画を取り組む体制づくりに失敗していること。

〜月次顧問料と別料金を!


会計事務所の日常業務、基本業務は、顧問先の月次監査、月次決算、月次訪問による税務・経営相談である。これら日常業務を遂行する税務監査担当と経営計画担当が分離していてはダメである。では、何故分離するのか?すべての経営計画システムは日常経理と結びついていないからである。決算終了時に、次期経営計画を作成する方法でも同じである。当社が提案する【経営会議システム】は、経営計画と月次決算が結合している。年初に経営計画を作成し、月次決算の実績数値が出たら、経過月実積+未経過月予算による予想決算数値を元に経営意思決定を経営陣にしていただくシステムだからこそ、財務会計と管理会計が連動し、税務監査と経営監査の担当2人体制が必要なのだ。月次監査の担当の仕事と経営会議と経営計画を運営する経営監査担当の仕事が顧問先の日常業務で結合する仕組みなのだ。事務所全体で顧問先の発展、成長を助ける仕組みづくりをぜひ構築していただきたい。税務と経営、別の人と別の会社の毎月2人体制だからこそ別報酬が可能となる。経営計画だけでは継続せず、毎月の収益源にはなりえない。経営会議を企画・運営ことによって、会計事務所の顧問報酬とMAS報酬が可能となる。
 

理由その2

顧問先がせっかく経営計画を作成しても、日々の経営に活用していない、活用する方法をしらないことである。


自分で会社を経営していればすぐ分かる事だが、経営者の心配はたった2つである。(1)会社はこのまま推移すればやっていけるのだろうか?(2)資金は回るのだろうか?突き詰めればこの2つである。経営計画は絵に描いた餅に過ぎない。月次の決算書・試算表は過去の結果である。上記2つの経営者の悩みに答えるものではない。当社が提案する経営会議システムはこの2つの経営者の悩みを答えるシステムである。経営者の作成した経営計画と月次決算書を重ね合わせ、毎月予想決算と予想・実績資金繰りが見れる仕組みづくりこそこれからの企業経理に欠かせないものだと確信している。実際使用されているユーザー経営者の多くが、何で赤字経営になるか分からないと語っておられる。ぜひ一度経営会議システムを 体験していただきたい。


Copyright(C) PROFIT CORPORATION 2006, All rights reserved.
Copyright(C) SEIKO EPSON CORPORATION 2006, All rights reserved.