経営会議事例集 平成27年11月


経営会議を事務所の収益源とする方法


1.予想決算・資金繰りがキ−ポイント

【経営会議】というと顧問先は「難しそうだ」と感じてしまい、そこで終わってしまう恐れがあります。しかし、「社長、これから毎月予想決算書や予想・実績資金繰り表を出しますので」と言うと余り抵抗感なく受け入れてくださる経営者の方が多いようです。


2.経営者の夢を語ってもらう

顧問先経営者は、自分の会社を発展させたいという夢を誰でもお持ちです。「いつごろまでに、いくら売上を上げ、給料はこれぐらい、これぐらい利益が出たら、賞与はこれぐらい出そう」という色々な夢をお持ちです。「こんな夢を実現させるためには今期どのようにすればいいのか計算してみませんか?」このような問いかけで【経営会議】に興味を持っていただけると思います。

経営会議システムツール【経営支援NAVI】には、経営者が一番興味をもたれる同業他社との比較分析による予想・実績経営診断や、銀行からの見られ方を考慮した金融機関格付評価があります。同業他社と比較した自社の強み・弱みや、銀行からの評価格上げに向けた経営診断は、顧問先経営者への大きな武器になります。


3.【経営会議】サービスの提供開始案内を全顧問先に送付する

貴事務所の【経営会議】サービス開始のお知らせを全顧問先へ送付されてはどうでしょうか?「この顧問先には送付しなくてもいいだろう」という判断はあまりしない方がいいようです。判断は顧問先にしていただきましょう。案内を送付しておくと、思いがけない顧問先から依頼がある場合があります。顧問先経営者のほとんどが【経営会議】と言って染みがありません。【経営会議】がどのようなものなのか、どのようなメリットがあるのかを記載しておくと、顧問先が興味を持つ度合いも高くなるようです。

とりわけ、資金繰り計画、予想実績決算書、予想実績税額計算書、予想実績資金繰り表、予想経営診断、予想金融機関格付等は即経営情報として貴重なものであり、過去どこにもなかったものですから、経営者の皆さんに大いに興味を持っていただけるでしょう。


4.まず事務所で経営会議を始めてみることです

自分たちが納得し、成果を得たものを顧問先に提供するのが一番ではないでしようか。事務所の経営計画を作成し、事務所の経理を月次決算し、経営会議を試みてください。それが一番の体験です。


5.顧問先のうち、1.自社経理化される2.役員会が開ける3.経理が同族関係者でない

等のところから、最初は簡単な損益計画作成を無料でも構わないぐらいの心持で経営会議を実施してみてください。


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