経営会議を上手に活用するために
「経営会議ではどんな話をしたらいいのでしょうか」税理士がよくする質問です。 経営会議という箱を用意するところまでは、いわゆるハードの部分ですが実際の運営や討議事項についてはソフトウェアということになります。 そのソフトウェアの部分には決まりが無いからこそ、正解もありませんし「難しい」ということなのだと思います。 そこで、経営者の方にとって有意義な情報提供の場にするために税理士の得意分野である財務諸表や勘定科目ごとに考えてみると案外と話す項目が多いことに気が付くかと思います。 1.現預金・・・資金繰り予測、メイン銀行対策(借入や給与振込)、口座数のスリム化など 2.売掛金・・・滞留債権調べ、債権放棄、入金サイト改善など 3.たな卸資産・・・在庫減らしの対策、実地棚卸の簡略化、在庫の品質管理など
経営者や幹部と話す内容には事欠きません。 更にこれらの話題に「税務」を絡めることが出来ます。 益金損金、消費税、繰延税金資産負債、役員賞与扱いや現物給与課税など。 ここまでくると、通常、中小企業経営者の頭はオーバーヒートします。だから丁寧に、根気強く説明しましょう。 このように、話すことは多岐にわたりますので、経営者の方に深く理解をしてもらい経営に役立ててもらうためにも、やはり経営会議は毎月行っていきたいものです。 |
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