経営会議事例集 平成23年12月


利益を出している会社と出していない会社


毎月色々な社長にお会いしますが、その中には利益を出している会社・出していない会社さまざまです。利益が出ていない会社で「この会社このままでは良くならないだろうな〜」と思う会社の共通点の一つに「タラレバ」をいうということがあります。

「店舗に面していこの道路にお客さんがいっぱい歩いていたらなぁ」
「もっとお金があったらなぁ」
「もっといい人材が集まったらなぁ」

こういったことを思ったり、口に出したりしていませんか?

いわゆる「タラレバ」は利益を出している会社の社長は絶対に口にしません。

そして今は利益を出していなくてもそういう社長は必ず利益を出すようになります。

こういう方は今ある現状を肯定して次の策を練ります。

「タラレバ」をおっしゃる方はないものねだりで物事を考えます。

最近頻繁にお会いするお客様で、この「タラレバ」をよく口にされる方がいらっしゃいます。

なぜ「タラレバ」ばかりいうのだろうと考えた結果、一つの結論にたどり着きました。

なぜタラレバを言うか、それは「打開策が出尽くした」からです。

この出尽くした状況を打破するためには新しい情報が必要なります。必要な情報は自ら集めにいかなければなりません。飲食店でいうなら集めに行くことは「儲かっているいろんな店に行く」ことでしょう。

儲かっている飲食店オーナーさんにお聞きしたら、

「儲かっているいろんな店に行って刺激を受けることは非常に大切」とおっしゃっていました。

なかには

「自店の運営で余裕がなくて、他店に足を運ぶ暇はないよ。」
「他店に行く資金がもったいない。」

と思う方もいるでしょう。

確かにそうかもしれません。

しかし、毎日通っているあなたのお店の中にはお客様をひきつける新しい情報はありません。儲かっているお店、儲かっていないお店にはそれぞれそれなりの理由があります。儲かっているお店に行って儲かるヒントを探してきてください。

毎日遅くまでのお仕事でお疲れとは思いますが、今までと同じでは負のスパイラルのままです。

今までしたことと違うことをして、新しい情報を仕入れようと行動してみる。

万策尽きた感じたときに行ってみてください。


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