経営会議事例集 平成20年4月


経営会議の導入方法


最初から経営会議というやり方も最近増えていますが、私たちの経験上のやり方をパターン別に紹介します。


事例A社の場合

飲食業で多店舗展開をされ、これまで会計事務所に記帳代行されていたが、自社でパソコン会計を導入されたケース。

 1.店舗別の予算を経営者と一緒に作成しました。

 2. 毎月の月次決算の励行…毎月の実地棚卸の導入。会計事務所による正確な店舗別の月次決算書の作成を指導しました。特に実地棚卸について大きな金額のものだけでも行ってもらいました。

 3. 最初は、経営者とのみ予算・実績対比、決算予測、予定実績資金繰り表に基づく経営会議から始めました。 会議の検討点は

  (1) 月次決算の正確さの確認…経理担当者を呼んで会議に参加してもらい、月次決算の精度と経理の月締め日の迅速化を相談しました。

  (2) 原価率の異常店舗について、営業担当役員、仕入担当役員を呼んで、現状についての認識と改善点のポイントを相談しました。
 

このような会議の流れで、経理担当・営業担当、仕入担当が業務で出張以外は経営会議に自然と参加していただけるようになりました。


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