株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。 気が付けば、1月も、もう半月終わってしまいましたね。早いものです。 そういえば、私が大変お世話になっているある先生が、以前、「我々会計事務所は、自分たちが休んでいる間も顧問先様がお金を払ってくれるから、きちんとお給料を戴けている。そのありがたみを理解しないといけないよ。」と話されていたのを先日ふと思い出しました。 考えてみれば、小売業やサービス業がもし1週間もお店を閉めていたら、1週間分の売上はまるまる落ちるはずですが、顧問料というビジネスモデルを持つ会計事務所は1週間休もうが、10日休もうが売上は落ちません。 そういう意味では、会計事務所というのはとても恵まれた職業だなあと、この休みに改めて実感しました。 では、今回も元気に行ってみましょう。 ■売上1億円突破を目指す事務所経営者が準備すべきこと その4 売上1億円突破を目指す事務所経営者が準備すべきこと その4は「情報発信を戦略的に行う」です。 会計事務所が実践できる「情報発信」というと事務所通信、メルマガ、ブログ、Facebook といった各種媒体を活用したものの他、セミナー開催といった方法があります。 みなさまの事務所でも何かされていますでしょうか? 私は仕事柄、多くの会計事務所の方々とお目にかかりますが、意外にも、上記を含めた情報発信に力を入れている事務所はあまり多くありません。 また、ある程度の事務所で「うちはやっているよ」という事務所があっても、その情報を意図的に発信しているという事務所はあまりありません。 例えば、発信こそしているもののコントロールできていない例としては ・所属する加盟団体が発行している事務所通信を屋号だけ変えて送る、 ・市販のメルマガを、加工せずただそのまま送る、 ・ブログやFacebookは、飲み食いや旅行、ゴルフ、その他遊び系のものをただアップする、 ・セミナーは所属団体が推奨するセミナーを、既成のタイトル・DMでただ行う といったようなことが挙げられます。 みなさまの事務所はいかがでしょう? 今、多くの税理士事務所が他事務所との価格比較で、年々利益率を落としています。 みなさまの事務所でも多少は思い当たる部分があるのではないでしょうか? では、その原因は一体何なのか?と言うことですが、 極論すれば、「税法」という「誰でも同じ根拠法に基づいた商売をしているから」ということになります。 根拠法が同じである以上、誰に質問しても同じ結果になるはずですから、経営者にすれば、当然、安い事務所に頼みたいと考えるのは普通ですよね。 では、そうなりたくなければ我々はどうすべきなのか?ということですが、そのためには「私どもの事務所はこれこれこういう考え方で、こういう方にこういうサポートをしています」と、自らの主義主張を明確に打ち出すしかありません。 そして、その方法・機会が、上記の媒体、及びセミナーを活用した情報発信なのです。 ですから情報発信をするということは、会計事務所として世の中小企業経営者に「信を問う」という行為に他なりませんから、発信しなければ誰の目にも留まらない代わりに、適当に発信をすれば適当な事務所という評価が下る、ということを意味します。 そういう面でも、今後はどういう情報を発信すれば、どういう方が興味を持たれて、どういう方々とお付き合できるのか、しっかり吟味して発信することが必要となるでしょう。 |