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第94回 売上3,000万円を超えたら考えるべきこと その5

 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。

 11月に入って、だいぶ気温が下がって来ましたが、

 ここのところ、天気も比較的安定していたので、紅葉狩りなどを楽しんだ方も多いのではないでしょうか?

 私は、昨日、大阪でセミナーがあり、午後、時間が空いたので京都を少しばかり観光しましたが、貴船や鞍馬あたりは紅葉が見頃だったようですが、下鴨神社や京都御所周辺ではまだ早かったようです。

 年内に再度チャレンジしてみたいと思います。

 それでは、今回も元気に行ってみましょう。


■売上3,000万円を超えたら考えるべきこと その5

 前回は「その4.人材採用は先行投資で」について書きました。

 今回は最終回「本気でマーケティングに着手する」について書いてみたいと思います。

※5,000万円を超えた方向けには、次のシリーズで書きたいと思います。

 かのP.F.ドラッカーは、「企業の目的は顧客の創造である」との言葉を残していますが、安定的に経営をするには常に新たな顧客を開拓しなければ成り立たないことは私が改めて説明するまでもないことと思います。

 しかしながら、税理士の皆様には「顧問契約」という優れたビジネスモデルがあるために、ある程度売上が立つようになると、「このままでも何とかやっていける」という感覚になるようで、「企業の目的は顧客の創造である」という原理原則を忘れてしまう方が多いようです。

 また、個人差もあると思いますので一概には言えませんが、売上3,000万円付近の先生に、「ここまではどのように売上を創られたのですか?」と伺うと
・以前勤めていた事務所の顧問先をもらった、持ってきた、買い取った
・自分の知人、友人のつてで顧問先を増やした
・税理士紹介会社にお金を払って、顧客を増やした、
という返答が多く、誰もが「自力で開拓した」という訳でもないようです。

 だからと言って、それがいけないということではないのですが、
・あとN年で1億円を突破する事務所になりたい!とか
・最低でも10人規模の事務所にしたい!と考えるならば、
これまでのやり方ではなく、「まっさらな状態から顧客を自力で顧客を開拓する力」をつけなければなりません。

 なぜならば、自分で顧客を獲得できないということは、「殺生与奪」の権限を、自分以外の他人に握られているということですし、人からの紹介をただ待っているということは、自分で顧客も単価も選べない、ということを意味しますから、主導権を持った経営ができないということを意味します。

 ですので「売上3,000万円を超えた」ということに安心せず、ここからが本当の始まりであるとの意識をもって、自らの力で顧客を獲得することに真剣にチャレンジして行きたいですね。