★売上1億円突破を目指す会計事務所の経営者・幹部のみなさまへ 売上1億円突破のための業績アップ実践レポート
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第91回 売上3,000万円を超えたら考えるべきこと その2

 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。

 シルバーウィークも終わり、気付けばもう10月ですね。私は、シルバーウィークは特にどこかに行くこともなく、3日間連続、朝から晩まで研修に出ていました。よく、会員事務所様やご支援先の先生に、そして、このメルマガでも申し上げておりますように、我々の仕事は「お客様の経営課題を自らの持つノウハウやスキルを使って解決すること」ですから、お客様の経営課題を解決する力が付けばつくほど、たくさんのお客様に貢献できますし、貢献できるお客様が増えれば増えるほど、事務所の売上も増えますし、事務所の売上が増えれば、先生も職員さんの報酬も増えて行きます。

 つまり、自らの能力を高めることが売上に直結するということです。先日も、1億円目前のある税理士事務所の先生に「大谷さんのおかげで、既存客を中心に、軒並み契約単価がアップしています。

 また、自分たちがやっていることに素晴らしい価値があることに気付きました」とお褒めの言葉をいただきました。

 私は、税理士の皆様ほど、経営者の力になれる素晴らしい仕事はないと思っておりますが、是非、売上を追うのではなく、自らの能力を高め、一人でも多くのお客様のお役に立てることを目指しながら、結果、売上を大きく伸ばして行きたいですね。

 それでは、今回も元気に行ってみましょう。


■売上3,000万円を超えたら考えるべきこと その2

 前回は「売上3,000万円を超えたら考えるべきこと その1.明確な目標を設定する」について書きましたが、今回は「日々の忙しさに満足せず、経営者の仕事をする」について書いてみたいと思います。

 ※5,000万円を超えた方向けには、次のシリーズで書きたいと思います。

 売上3,000万円を超えた位の事務所の場合、
・職員さんはパートさんを含めて2名前後
・お客様の数は契約単価にもよりますが、顧問先は50〜70件
・顧客獲得は、知人・友人・顧問先からの紹介と、紹介会社からの紹介や低価格サイト経由
・ひとまず、独立当時に夢見た自分の年収は確保でき、生活レベルはまあまあになった
・だけど、業務が忙しくて休みが取れない
と、まあこんな感じではないでしょうか?

 実際、私がお目にかかる3,000万円前後の先生方もまさに上記の通りで、とにかく毎日、忙しく目の前の仕事をこなしています。

 それは決して悪いことではありませんし、人も少ないですから仕方ないことかも知れません。

 しかしながら、「目の前の業務が忙しいから、経営者としての仕事をする時間がないというのは、これから事業の拡大を考えるならば、望ましいことではありません。

 なぜならば、目の前の業務をこなすことが、必ずしも、事務所の明るい将来につながっているとは限らないからです。

 では、どのような活動に時間を割くべきなのか?と言いますと
1.事務所戦略の策定
2.見込み客の開拓
3.新商品の開発(顧問料の体系化含む)
4.人材の採用
5.今いる人材の育成
といった、将来の成果につながる活動を優先するように、自らの時間をコントロールすることが必要です。

 読者の方の中には「言うは易し、行うは難し」とおっしゃりたい方もいらっしゃるかも知れませんが、成果につながる行動が明確である以上、やらなかったらどうなるか?想像できますよね。

 一緒に頑張りましょう。