株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。 夏期休暇が分散化傾向にあるとは云え、やはりこの時期が夏休み・お盆休みという方が多いでしょうね。 「他の方々と同時期だと、どこへ行っても混んでしまう」というデメリットもありますが、「お客様の多くもこの時期がお休みだから、この時期に休むのがお客様に一番迷惑を掛けずに済む」という考え方もありますね。 判断は分かれるところではありますが、折角のお休みですから有益に使いたいものです。 それでは、今回も元気に行ってみましょう。 ■高付加価値化の最初の1歩は、自分の価値を見つけること 前回は「立地を味方につけた経営をしていますか?」を書きました。 今回は、「高付加価値化の最初の1歩は、自分の価値を見つけること」について書きたいと思います。 会計事務所業界が価格競争に陥っていることは、私が申しあげるまでもありませんがなぜ、会計事務所が価格競争に陥ってしまうのか?その本質的な理由は 1.基本的に、税務・会計の代行を行っている 2.それゆえ、他事務所と品質もサービスも大差がない 3.これまで、価格を上げる努力をして来なかった の3つです。 まず、「税務・会計の代行業を行っている」については、以前からお伝えしていますように、代行業の命題は「いかに低価格で効率良くお客様の業務を代行するか」ですから代行業務をやっていて、価格が下がることはあっても、この先上がることはありません。 ※業務を付加すれば金額は増えますが、工数も増えます。 次に、2の「他事務所と品質もサービスも大差がない」については、代行業ですから、正確に安く業務を遂行すれば良い訳ですから、差別化できないとは言いませんが、難しいし、伝わりにくいでしょう。 最後に3の「これまで価格を上げる努力をして来なかった」については、「周りが下がっているから仕方ないよね」と物分かり良く値引きしている方が多く、「どうしたら価格を上げられるのか?」という工夫をされている方は少ないようです。 私は以前から「会計事務所の未来は高付加価値化である」と述べていますが、高付加価値化とは「現在の業務の単価を上げる」ことではありません。「お客様に提供する価値」を明確にして、「価値に見合った適切な料金を頂戴する」ということです。 そういう意味では、これから「自分のやっていることには価値がある」と気づけた人のみが、高いパフォーマンスを発揮して、高い報酬を得られる時代になるのではないでしょうか? |