★売上1億円突破を目指す会計事務所の経営者・幹部のみなさまへ 売上1億円突破のための業績アップ実践レポート
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第70回 IT化への対応・高付加価値化・生産性のアップは必須

 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。

 弊社が主催する『会計事務所5%倶楽部』では、定期的に例会を開催しています。いつもそうですが、毎回、全国から多数の先生方にお超しいただくため、大変ありがたく思うと同時に、ご期待に沿う内容をお届けしなければとの思いが強く、結構な緊張感を持ってやらせていただいております。

 そのため、うちわ話を申し上げますと、テキストの完成&印刷は、たいがい、前日の夜中か当日の朝になってしまいます。

 「えっ、そんなやっつけ仕事なの?」と思われるかもしれませんが、そうではなく、「最後の最後まで練って練って推敲を重ねないと何か納得行かない」と言いますか、3日も前からテキストが出来ていて「あとは話すだけ」みたいな状態がどうも嫌なのです。

 決して良いことではないことは頭ではわかっておりますが、直前まで練って、「今提供できる最高のものはこれです!」みたいなのが、好きなのですよね。

 という訳で、今回のテキストも当日印刷です(汗)


■IT化への対応・高付加価値化・生産性のアップは必須

 先日読んだあるビジネスブログに、「グーグルの創業者で現CEOでもある、ラリー・ペイジ氏のフィナンシャルタイムズのインタビュー記事がありました。

 そこには様々なことが書いてありましたが、最も刺激的で、私も共感できたのは、ラリー・ペイジ氏の言う「人工知能の急激な発達により、現在日常で行われている仕事のほとんどはロボットが行うだろう。そして、近い将来、10人中9人は今とは違う仕事をしているだろう」ということと、オックスフォード大学の調べによれば、「現在人間が行っている47%の仕事が20年以内に機械によって代行されるであろう」という調査結果でした。

 私は、昨年の丁度今頃、会計事務所の先生方に「自動入力&自動仕訳ソフトの存在とその活用法」を説明いたしました。当初はみなさま疑心暗鬼でしたが、あれから1年経って、まだまだ浸透途中ではありますが、IT化の波は確実に業界へ浸透し始めています。

 恐らくまた1年後には、違った景色が見えていることでしょう。

 冒頭のブログの話は、今はまだ「そんな馬鹿な!」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、認可さえ下りれば、街を走るタクシーでさえ、近い将来、「お客様が行先登録をすれば目的地に運んでくれる時代になる」と本気で思っている私にとっては、極めて普通のように思います。

 労働集約型産業でもそうなのですから、会計事務所のような「数字=データ」を扱っている職業の置き換えは、あっという間だろうなと思っております。

 IT化の対応、生産性の向上、高付加価値化への対応は、会計事務所にとってはセットで取り組むべき課題だと思います。