★売上1億円突破を目指す会計事務所の経営者・幹部のみなさまへ 売上1億円突破のための業績アップ実践レポート
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第67回 売上1億円を突破するにはリアルなネットワークの構築が決め手

 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。

 日毎に朝晩の冷え込みが増してきましたが、みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか?

 さて、昨今、マーケティングの手法が多様化しており、様々なところから様々な販促手法の案内がとどくので、読者のみなさまも、一体どの媒体・手法が効果的なのか? 頭を悩ませていることと思います。

 そういう面では弊社も、各種マーケティング手法を駆使してみなさまの事務所の業績を上げることが仕事のため「どの手法が最も効果的で、費用対効果が高いのか」を様々な販促手法を実際に試し、媒体別に検証をしています。

 具体的には、WEBのリスティング広告や郵送DM、ファックスDM、メルマガやFaceBook広告、それに連動したランィングページの活用などです。

 このレポートは、様々な立場の方がお読みのため、ここでその結果をお伝えすることは控えますが、やはり実際に身銭を切って試してみませんと、リアルな手応えを拾えません。

 また、ご支援先や会員事務所様の気持ちを汲むことも、自信を持って提案もできません。

 常に「実証済の信頼に値する情報」だけを提供したいものです。


■売上1億円を突破するにはリアルなネットワークの構築が決め手

 前回は「売上1億円突破の事務所になれるかどうかの分岐点」についてお伝えしました。今回は、「売上1億円を突破するにはリアルなネットワークの構築が決め手」です。

 昨今は、WEBマーケティングが全盛ですので、「顧客獲得と言えばWEB」が合言葉のようになっていますね。

 実際、しっかりとしたWEBサイトを作成すれば、確実に受注はできますし、税理士紹介会社等を活用するのに比べれば、まだまだ費用対効果は高いと思います。

 弊社でも、WEBの制作やコンサルティングを行っておりますので、否定するつもりは全くないのですが、敢えて申し上げておきたいのは、

1.WEBの世界は水物で、いつでも逆転可能な媒体であること
2.WEBだけで継続して売上1億を突破している事務所はない

ということです。

 まず最初の「WEBの世界は水物」についてですが、WEBの世界は、「Yahoo! & Googleの検索枠」という「希少資源」の奪い合いなので、WEBで勝ち続けるためには、

1)競合の少ないニッチマーケットを見つけられるかどうか?
2)競合が増えた後は、広告費用を負けずに投入できるかどうか?
3)体力勝負が無理なら、次なるニッチマーケットを探せるかどうか?

という対応が求められます。

 もし、それが無理なら、新たな競合にとって代わられ、今まで築き上げた実績はすべて無になる世界です。

 また、後発が見栄えや内容の良いWEBサイトを制作すれば、実際の事務所がどうかは別として、顧客は簡単に移動してしまいます。

 ですから、今の成功が長期に亘って続くとは限らないということです。

 次に二番目の「WEBだけで継続して売上1億を突破している事務所はない」ということについてですが、こちらは、私の知る限りでは、売上1億を超えて、2億、3億と伸ばしている事務所で「WEBだけで大きくなった事務所」というのはなく、どちらの事務所も金融機関や生保、その他のチャネルといったリアルなネットワークの中から、顧客の紹介が生まれる仕組みを構築し、その仕組みと、WEBマーケティングやセミナーを併用して大きくなっています。

 ですから、WEBは顧客開拓に有効な方法ではありますが、もし、売上1億円突破の事務所を目指すならば、WEBだけでなく、「リアルなネットワークの中で紹介が発生する仕組み」をいち早く構築することが大切ということです。