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第65回 これといって特徴がない「その他大勢事務所」の特徴 まとめ

 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。

 今日から9月ですね。まだ暑い日も若干あるのでしょうが、ここのところかなり涼しいですよね。暑いのも嫌ですが、涼しくなるのも寂しいような…。ちょっと複雑な気持ちです。


■これといった特徴のないその他大勢事務所の特徴 まとめ

 前回は、「お客様を選ばない代わりにお客様にも選ばれない」でした。今回は、「これといった特徴のないその他大勢事務所の特徴」のまとめ編として、「競合事務所を知らないし、競合という概念もない」です。

 常日頃、様々なコンサルタント仲間と交流しながら、新たなノウハウの構築とブラッシュアップを行っておりますが、親しいWEBコンサルタントが集計したデータによれば、一般顧客が新たに 専門家 =〇〇士 を探す際の方法は、5割を超える方が「インターネット検索」で、3割弱が「知人・友人に紹介してもらう」だったそうです。

 個人客か法人客かによっても多少は異なるでしょうが、「インターネットでの検索」がダントツであるという事実は揺るぎないでしょう。

 先日、弊社に相談にお見えになった先生から、「うちの事務所は、大谷さんがレポートに書いていらっしゃる、まさにその通りの事務所で『これといった特徴』がないのです。この先、どう事務所の特徴を打ち出したら良いのでしょうか?」と尋ねられたので、私が「そうですか。では、〇〇先生の地元で競合事務所ってどちらの事務所ですか?」と尋ねましたら、「えっ、競合ですか? いやあ、税理士事務所も結構あるので、何とも言えませんね。××事務所は大きいので、うちとは比較にならないので競合とは言えませんし…」とお答えになりました。

 もし読者の皆さんに同じ質問をしたらどうお答えになりますか?

 恐らく、同様にお答えになるのではないでしょうか?

 しかしながら、新規で専門家を探す方の半数以上が「インターネットで検索する」という事実を考えれば「〇〇市 税理士」等で検索エンジンの1ページ目・2ページ目に出て来る事務所は全て競合事務所と考えるべきでしょう。

※「〇〇市 税理士」はあくまでも検索方法の一例です。

 WEBの世界では、その事務所が実際に大きいのか小さいのか、とか、実際には大したことないとか、凄いとか、そういうことは一切関係ありません。凄いかどうかは、WEBサイトを見た「お客様が判断すること」ですから。

 ですからみなさまも、まずは顧客目線でターゲットを設定し、地に足をつけて具体的な対策を講じたいものです。