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第60回 これといって特徴がない「その他大勢事務所」の特徴 その1

 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。

 15日は、サッカーのワールドカップ第1戦でしたね。残念な結果ではありましたが、彼らのプロ意識に負けないように、我々もプロの仕事をしたいものです。


■これといって特徴がない「その他大勢事務所」の特徴 その1

 前回、「自分は何者か?」を明確にすると書きましたが、読まれた方々の多くの方が、結構考えてしまったようです。

 それだけ多くの先生方が、事業の拡大は考えても、ご自身のアイデンティティや事務所の見え方・ブランディングについては考えて来なかったということだと思います。

 ただ、これからは、いかに事務所の特徴を打ち出して、小さくてもいいからキラリと光る事務所になって行くのか? 私の言い方で言えば、「エッジの効いた事務所」になるかを考えなければなりません。

 例えば、みなさんは人に会う時に「税理士の〇〇です」と名刺交換されると思いますが、お客様は、「税理士の〇〇です」と切り出された時に、一体どう思っているでしょうか?

 目の前にいるのは「税理士という難関資格の持ち主」ですから、当然のように、凄い、頭が良い、できる、立派な、偉い、信頼できる… など、そういう賛辞の言葉を伴ったイメージは頭に持っています。

 しかしながら、「税理士という難関資格の持ち主」だからこそ「税理士の〇〇です」と切り出された瞬間に、みなさんの個性や、ノウハウ、スキルは一切関係なく、「あっ、税理士の〇〇さんなのですね」と、一瞬にして「横並び」になってしまう怖さがあるのです。

 なぜならば、「税理士という統一ブランド」によって、ある一定の知識もスキルも能力も担保されている訳ですから、「誰に頼んでも問題ないだろう」という思考になってしまうからです。

 例えて言えば、一般の方が、パ〇ソニック等の家電を、「ビッ〇カメラとヤ〇ダ電気のどちらが安いかなあ?」と比較して買うのと一緒です。

 品質が担保されているのだから、別に、どこで買ってもいくらで買っても同じだからです。

 だからこそ、これからの税理士事務所は、「エッジの効いた存在」にならないと、「その他大勢の特徴がない事務所」として永遠に価格競争に巻き込まれるのです。

 みなさんは、事務所のエッジ、立ててますか?