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第49回 会計事務所業界の2014年に向けて

 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。

 新年、明けましておめでとうございます。

 本年もよろしくお願いいたします。

 みなさま、お正月は多少ゆっくりできたのでしょうか?

 事務所を経営していると、寝ても覚めても仕事のことばかり考えてしまうでしょうから、たまの休みくらいは頭を休めたいものですね。

 そういう意味では、旅行に行くなど、強制的にリセットできる環境を作ってしまうというのも良いかもしれません。

 来年こそは私もそうしたいものです。


■会計事務所業界の2014年に向けて

 さて、いよいよ始まりました2014年ですが、今年は、会計事務所業界にIT化の波が押し寄せる元年になりそうですね。

 「IT化」という言葉自体は以前から聞き慣れているので、言葉としては代わり映えしないかも知れませんが、これまでと圧倒的に異なるのは「会計データを入力するという概念がなくなる」というパラダイムシフトが起こるということです。

 言い方を変えれば、従来の「会計事務所がITを使って業務を効率化する」という「ITを利用する立場」から、「会計事務所自体がITにとって変わられる立場」へと形勢が逆転されるということです。

 私の主催する勉強会「会計事務所5%倶楽部」ならびにご支援先様ではその対応準備を行って参りますが、基本的には、

・記帳代行業務は、新設法人・若年経営者層・小規模企業から順番にITに置き換わる
・それに伴い、記帳代行レベルの顧問契約はITにとって代わられ、解約が進む
・付加価値の低い会計事務所は「年一需要」しか仕事がなくなる
・しかも、他資本のビジネスモデルのバックヤードか川下に取り込まれる
・当然仕事は減るので、入力スタッフからリストラが進む
・最終的には「入力ありき」で業務を組み立てている会計事務所の淘汰が進む

という方向性に進むことでしょう。

 年初から考えたくないとは思いますが、ここ数年で上記の方向に一気に進むと思われます。

 とにかく、自事務所の価値をどこで発揮するのかを真剣に考えないと生き残れない時代が始まりそうです。