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第41回 担当者が「税務の話が好き」なのはなぜか?

 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。

 かねてから告知の通り、先日、読者謝恩セミナーを開催いたしました。

 今回、会場参加とネット同時配信(LIVE)という初めての試みでしたが、カメラの向こうで見ている方がいると思うと、いつもとはまた勝手が違うものですね。もう少し「慣れ」が必要かもしれません。

 ご参加&ご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。


■担当者が「税務の話が好き」なのはなぜか?

 私はご支援先様や勉強会の会員様向けに「職員の方々には税務の話ではなく、経営に役立つ話をさせましょう」と言っています。

 しかしながら、多くの職員さんは「税務の話」をしたがります。

 そこで、ご支援先のある先生に「何ででしょうね?」と心中を吐露しましたら、その先生は、「私も税理士なので、その気持ちは良くわかるのですが、それは税務の話をするとお客様が一目置いてくれるし、第一、自分が気もちいいからですよ」とおっしゃいました。

 それを聞いて、私は「なるほどなあ」と思うと同時に、我々の業界にも心当たりがあるなあ、と思いました。

 と申しますのは、私どもの職業はどうしてもWEBを制作したり、WEB広告の運用管理を任せていただくことが多いのですが、意識をしないと「WEB分析の話ばかりしてしまう」ことがあります。ご支援先の先生が「WEB好き」だったりするとなおさらです。

 でも、私どもの仕事は「WEBを使って成果を出すこと」であって、「お客様にWEBに詳しくなっていただくこと」ではない訳です。

 お任せ下さる先生の本心は「WEBのことはあなたに任せているのだから、教えてくれなくていいからそちらでしっかりやってよ!」というところではないでしょうか?

 実はこれ、一般企業の経営者も一緒で、「税務のことはあなたに任せているのだから、教えてくれなくていいからそちらでしっかりやってよ!」ということなのです。

 決して「税務の話に価値がない」とは思いませんが、折角会って話すからには経営者が「会うに値する話」ができなければいけませんね。