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第30回 事務所の価値を高めるために必要なこと その1

 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。

 年末調整から始まって明日の確定申告〆切まで、忙しい日々をお過ごしの方も多いかと思いますが、少しすると5月申告でまた忙しくなりますので、このわずかな期間だけが束の間の休息ですね。

 周りをみていると、リフレッシュで海外に行かれる方も多いようで、メリハリある生活という点でそれもいいですね。

 私のあるご支援先様は、明日の夕方から事務所全員で経営方針発表会を兼ねた合宿研修を行うようです。何でも毎年恒例なのだそうで、それもまたいいですね。

 いずれにしろ、貴重な時間ですから、目的を持って使いたいですね。


■事務所の価値を高めるために必要なこと その1

 前回は「解約を減らすためにすべきこと」と題して書かせていただきましたが、今回は「事務所の価値を高めるためにすべきこと」について述べたいと思います。

 前回は、解約を減らすために、

・職員の方が経営者に会っていただけるようにしましょう
・そのためには、経営者が「会うに値する」と感じるような情報武装をしましょう

と申しあげましたが、その後何か取り組んでいただけましたでしょうか?

 時期が時期だけに「特に何もやっていない」という方が多いような気がしますが、私のご支援先様のある事務所では、あれから毎月1回、社内勉強会を実施すると決め、そのスケジュールを社内カレンダーに書き込み、すでに2回ほど勉強会を開催しました。

 先生ご自身がすべての顧問先様を担当されているなら、職員の方のレベルアップなど必要ないのかも知れませんが、このレポートをお読みの事務所では、大半の顧問先様は先生ではなく職員の方が担当されていますよね。

 ということは、残念ながら「先生が所内でどんな良いことを言っても、職員の方々のアウトプットが変わらなければ、先生の事務所の評価は変わらない」ということなんですね。

 私が申し上げるまでもありませんが、成果は「頭の中で考えていること」ではなく「行動の結果」として産まれるものです。

 「良いことを考えるから良い行動をする」訳ですから、まずは「良い情報を入れること」が勿論大切となりますが、「良いことを考えているだけ」では成果が出ることはありません。

 それぞれの事務所でいろいろご事情もあると思いますので、今すぐ実施できなかったとしても、それはそれで構いませんが、今からでも「勉強会の予定を入れる」という行動はできますよね。

 早速「所内勉強会の予定を入れる」という行動から始めましょう。