明けましておめでとうございます。 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。 本年もよろしくお願いいたします。 ところでみなさま、もう今年の計画は立てましたか? 私は例年は12月29日・30日あたりに紙に落とすのですが、今年はバタバタと慌ただしくて着手できませんでした。 何とか3日までには固めたいと思っています。 では、2013年初回の今回も元気に行ってみましょう! ■中小企業経営者から見た会計事務所の存在意義 前回、「2012年のまとめと今後の展望」について書きましたが、これから何回かで会計事務所業界の今後について思うことを書いてみたいと思います。 第1回目の今回は「中小企業経営者から見た会計事務所の存在意義」について書きます。 箇条書きで整理しますと会計事務所とは、
という5つだと私は思います。 このうち、解説を要すると思われる部分に簡単に触れますと、 1.については、会計事務所側の認識は 顧問契約=月次監査+決算申告ですが、企業側の認識は、決算申告=必要不可欠なものだから「どこかに」頼む月次監査(顧問)=「必要なら」頼むが、「必要でなければ」頼まない というように、まず双方の認識ギャップが拡大していることを再認識しなければいけません。 2.については説明するまでもなく「内製化するよりも安くて便利なら頼む」という話です。ただ、今はいいですが、将来的にも他業界からの参入企業に対して「安くて便利」と言えるかどうかについては私は懐疑的に考えています。 3.は「定期的に経営者と会える」という会計事務所の強みでしょう。わかりやすい言い方をしますと、みまさんは税務や労務に関する法改正がある場合、ある程度理解されています。しかしながら、よほどTVや雑誌で取り上げられる改正でなければ、多くの経営者は知らない訳です。つまり、会計事務所側の情報 > 企業経営者側の情報 のように情報格差がある訳ですから、定期訪問時に、きちんと経営者に会って、必要な情報を提供できたなら、それだけで十分な存在意義があるはずです。 4.も上記と同じです。その情報が「会計・労務」の範疇を超えて、「経営全般」にまで広げた話ができるかどうか、と言う話です。画一的な言い方で恐縮ですが、毎月、企業経営者を訪ねて数多くの広告代理店や派遣会社の営業マンも来るでしょうが、彼らは正直「経営の相談ができるようなレベルの人材」ではありません。また、金融機関の担当は、気を遣う存在でこそあれ、とても腹を割って話せる存在ではありません。そういう意味では会計事務所が一番のパートナーなのです。 そして最後の5は、もっともっと専門性を高めたら、実現できる領域であることは自明の理ですね。私が言うのも何ですが、なかなか「コンサルタントを頼める企業は少ない」ですよ。であるならば、会計事務所がある程度まではその需要を代替すべきですし、できるでしょう。 いかがでしょう? 以上は私の考える会計事務所の存在意義ですが、頭の中は整理できましたでしょうか? そして同時に、「そうか、そうすればいいんだ!」と明るい未来を感じていただけましたでしょうか? 何と言っても今日は2013年の始まりの日です。夢と希望を描いて頑張って行きましょう! |