株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷です。 「一雨ごとの暖かさ」とは言いますが、雨が降っている日はまだまだ寒いですね。 さて、1億円事務所にするために続編です。 この事務所の場合、「1億円事務所にするための基本方針」として、 1.お客様を増やすこと 2.お客様を減らさないこと を掲げたということを書きましたが、お客様を減らさないポイントはズバリ、 (1)クレームを出さないこと (2)社員が辞めない仕組みをつくること だそうです。 一般的にどのようにお客様が減るかと言いますと(価格は別として)、 急激な顧問先数の増加 → サービスレベルの低下 → クレームの増加 → 社員のストレスの増加 → 顧問先の解約 → モチベーションダウン・モラルダウン → 社員の退社 という負の連鎖によるのだそうです。 「顧問先が増えるなんてありがたいことじゃないか! 何甘いこと言っているんだ!」と、思わず声を荒げてしまう所長もいらっしゃるかも知れませんが、世間一般には「給料が同じなら仕事は少ない方がいい」というのが職員の方の認識ですから、職員の方にすれば、担当先が増えるということは嫌なことなのです。 ですから、担当が増えると、「こんなに担当を持たされて、これじゃ自分の時間がないよ!(勉強する時間がないよ)」という時間のストレスを抱え、モチベーション・モラルが一気に低下し、ひいてはサービスレベルも低下させてしまうのです。 ですから、そうならないためには、「所長が事務所全体の新規顧問先の獲得件数をコントロールしなければいけない」と、この先生は言っています。 更に、「顧問先獲得数は『年間計画』で決めているので、人材育成期間も計算した上で、人材採用を行わなければいけない」と言っていました。 当たり前と言えば当たり前のことなのですが、思わず「う〜ん」と唸ってしまいたくなりますね。 言うは易し、行うは難しというところでしょうか? 何事も先行投資ということなのですね。 |