国税庁、インボイスQ&Aを大幅改訂
国税庁はこのほど、消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A(インボイスQ&A)を改訂しホームページに公開した。
インボイスQ&Aは、インボイス制度の概要から手続き関係、インボイス発行事業者の義務等、インボイス制度下の仕入税額控除の要件、インボイス制度下での税額計算などが細かく分類整理された公開マニュアル。今回、全112項目のうち26項目が改訂され、このうち12項目が新たに追加されたものだ。
今回追加されたのは、「継続した取引における修正した適格請求書等の交付方法」(問31)、「値増金に係る適格請求書の交付」(問32)、「複数の取引をまとめた請求書の交付」(問57)、「物品切手等を値引販売した場合の適格請求書の記載事項」(問62)、「提供した適格請求書に係る電磁的記録の保存方法」(問72)、「提供した適格請求書に係る電磁的記録の保存形式」(問73)。
さらに、「仕入明細書に記載する課税仕入れに係る支払対価の額」(問79)、「出来高検収書の保存による仕入税額控除」(問87)、「短期前払費用」(問88)、「郵便切手類又は物品切手等により課税仕入れを行った場合における課税仕入れの時期」(問89)、「物品切手等により課税仕入れを行った場合における課税仕入れに係る支払対価の額」(問90)、「外貨建取引における仕入税額の計算方法」(問109)。
取引上の細かい手続きに関するものが多く、インボイス制度のスタートまで1年を切ったいま、事業者からの問い合わせもより具体的になっていることが伺える。
消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&Aについて
提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)