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民間給与の平均が3年ぶりに増加

 国税庁が9月28日に公表した「平成3年分民間給与実態統計調査」結果によると、1年を通じて勤務した給与所得者(5270万人)の平均給与は443万円で、前年に比べ10万2千円(2.4%)増加した。増加は3年ぶり。

 令和3年12月末現在の給与所得者数は5931万人、令和3年中に民間の事業所が支払った給与総額は225兆4195億円で、源泉徴収された所得税額は11兆1870億円となっており、給与総額に占める税額の割合は4.96%。

 このうち、1年を通じて勤務した給与所得者についてみると、平均給与の男女別では、男性が545万円(前年比13万1千円、2.5%増)、女性が302万円(同9万4千円、3.2%増)。平均賞与は、67万円(男性86万円、女性41万円)。正社員の平均給与は508万円(同12万7千円、2.6%増)、正社員以外は198万円(同21万4千円、12.1%増)となった。

 平均給与を業種別にみると、最も高いのは「電気・ガス・熱供給業・水道業」の766万円、次いで「金融業、保険業」の677万円で、最も低かったのは「宿泊業、飲食サービス業」の260万円だった。給与階級別の分布では、男性では年間給与額400万円超500万円以下が537万人(構成比17.5%)、女性では100万円超200万円以下が497万人(同22.5%)と最も多くなっている。

「平成3年分民間給与実態統計調査」結果について

提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)

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 国税庁が9月28日に公表した「平成3年分民間給与実態統計調査」結果によると、1年を通じて勤務した給与所得者(5270万人)の平均給与は443万円で、前年に比べ10万2千円(2.4%)増加した。増加は3年ぶり。 令和3年12月末現在の給与所得者数は5931万人、令和3年中に民間の事業所が支払った給与総額は225兆4195億円で、源泉徴収された所得税額は11兆1870億円となっており、給与総額に占める税額の割合は4.96%。 このうち、1年を通じて勤務した給与所得者についてみると、平均給与の男女別では、男性が545万円(前年比13万1千円、2.5%増)、女性が302万円(同9万4千円、3.2%増)。平均賞与は、67万円(男性86万円、女性41万円)。正社員の平均給与は508万円(同12万7千円、2.6%増)、正社員以外は198万円(同21万4千円、12.1%増)となった。 平均給与を業種別にみると、最も高いのは「電気・ガス・熱供給業・水道業」の766万円、次いで「金融業、保険業」の677万円で、最も低かったのは「宿泊業、飲食サービス業」の260万円だった。給与階級別の分布では、男性では年間給与額400万円超500万円以下が537万人(構成比17.5%)、女性では100万円超200万円以下が497万人(同22.5%)と最も多くなっている。
2022.09.29 16:23:12