チャットボットの確定申告相談スタート
１月１１日、令和３年分所得税確定申告に関するチャットボット「ふたば」による税務相談の受付けがスタートした。チャットボットとは、「チャット(会話)」と「ロボット」を組み合わせた言葉で、質問したいことをメニューから選択するか、自由に文字で入力すると、ＡＩ（人工知能）を活用して自動で回答するシステム。土日、夜間でも利用でき、医療費控除や住宅ローン控除など問い合わせが多い質問にチャットボットの税務職員「ふたば」が自動回答する。
チャットボットが対応している所得税の確定申告に関する相談は、確定申告の手続きに関すること、給与所得・年金の所得に関すること、配当所得・株式の譲渡所得に関すること、不動産の譲渡所得に関すること、医療費控除・住宅ローン控除に関すること、社会保険料控除・小規模企業共済等掛金控除・生命保険料控除・地震保険料控除・寄附金控除（ふるさと納税）・雑損控除・寡婦・ひとり親控除、勤労学生控除・障害者控除・配偶者（特別）控除・扶養控除・基礎控除に関すること、ｅ－Ｔａｘや確定申告書等作成コーナーの操作に関すること、令和３年分の税制改正に関すること等。
なお、チャットボットが対応しているのは令和３年分のみで過去の年分は対象外。ただし令和３年分の年末調整に関する質問はすでに終了しており、令和４年分の年末調整の相談は１０月にスタートする予定だ。
国税庁では、質問の意図をＡＩが認識しない場合には表現を変えて再度入力してみること、また、回答は専門用語を一般的な用語に置き換えて説明している場合があるため回答に不明な点がある場合にはタックスアンサー等を確認するよう呼びかけている。
提供元：２１Ｃ・ＴＦフォーラム（株式会社タックス・コム）
