人気の税務大学校公開講座、今年はオンライン配信
税務大学校では、「税を考える週間」に合わせて今年も恒例の公開講座を開催する。これは平成6年から開催している人気企画。大学教授や税務大学校職員等を講師に、普段はあまり税に接する機会のない人から、税に関する仕事に携わる人まで幅広い層に参加してもらうよう、専門度合いの異なる複数の講座を用意し、毎年好評を得ている。
今年は、以下の6講座を、11月11日、12日、15日の3日間、2回ずつ開催する予定。11月11日(木)は、「所有者不明土地や低未利用地に係る問題と税制」(講師=酒井克彦中央大学法科大学院教授)、「賦課課税時代の所得税の歴史」(講師=牛米努税務大学校租税資料室研究調査員)。
11月12日(金)は、「相続税・贈与税の動向と課題」(澁谷雅弘中央大学法学部教授)、「個人の副業等に係る税金について」(柿原勝一税務大学校研究部教授)。11月15日(月)は、「進化系リバースモーゲージと課税」(岩﨑政明明治大学専門職大学院法務研究科教授)、「特殊関連企業(租税条約)の解釈」(千葉雅英藤沢税務署長/元税務大学校主任教授)。
なお、今年は、現下の新型コロナウイルスによる感染状況を踏まえ、従来の税務大学校和光校舎で開催していた形式から、オンライン配信(Web配信)へ変更する。Microsoft Teamsライブイベントによるオンライン視聴となり、推奨のブラウザは「Google Chrome」または「Microsoft Edge」。スマートフォンで視聴する場合は、事前に「Microsoft teams」アプリをインストールしておく必要がある。
受講申込みは、国税庁ホームページの公開講座受講申込みの専用画面に必要事項を記入する形式。申込み締切は11月7日(日)。ネット環境が整っていれば自宅や事務所から気軽に受けられるので、まだ受けたことのない人はこの機会に受講するのもいいだろう。
提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)