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たばこ税増税で喫煙者の半数以上が喫煙習慣の変更を検討

 いよいよ来月からたばこ税の税率引上げが行われるが、モバイルリサーチを展開するネットエイジア(東京都中央区)の「たばこ税に関する調査」によると、増税に伴うたばこの値上げに伴い喫煙者の半数以上が喫煙習慣を見直す考えを持っていることがわかった。調査は、今年7月下旬に20~69歳の男女1000人(喫煙者・非喫煙者各500名)を対象にインターネットで実施されたもの。

 たばこ税増税に関して、喫煙者に賛成又は反対を聞いたところ、「非常に賛成」及び「やや賛成」との回答は12.6%、「非常に反対」及び「やや反対」が87.4%で圧倒的にたばこ税の増税反対が占めている。また、反対と回答したものの年齢を見ると20代の69%に対して、30代は82%、60代は98%と、年齢が上がるにつれて増税反対の割合が高くなっている。

 反対理由をみると、「金銭的負担が増える・値段が高い」が51.3%と半数以上を占め、以下、「頻繁に上がりすぎ」20.8%、「不公平感がある」13%と続いている。一方、1割強いた増税賛成者にその理由を聞くと、「自身がたばこをやめるきっかけになる・喫煙者減少につながる」38.1%、「仕方がない」28.6%、「社会の役に立つ」4.8%など。

 増税による喫煙習慣の変化については、たばこ税増税後も「自身の喫煙習慣を変えない」が36%と3人に1人は喫煙習慣を変えないとしているが、「喫煙本数を減らす」が40.4%と4割を超え、これを機会に「禁煙する」が12%、たばこの種類や銘柄を変えるがそれぞれ4%台となっており、約6割が何らかしらの喫煙習慣の見直しを考えている。

 なお、非喫煙者のたばこ税増税の賛否では、賛成の88.8%に対して反対は11.2%と大多数が賛成と回答していており、特に40代と50代では9割を超える高い割合となっている。

たばこ税に関する調査について

提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)

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 いよいよ来月からたばこ税の税率引上げが行われるが、モバイルリサーチを展開するネットエイジア(東京都中央区)の「たばこ税に関する調査」によると、増税に伴うたばこの値上げに伴い喫煙者の半数以上が喫煙習慣を見直す考えを持っていることがわかった。調査は、今年7月下旬に20~69歳の男女1000人(喫煙者・非喫煙者各500名)を対象にインターネットで実施されたもの。 たばこ税増税に関して、喫煙者に賛成又は反対を聞いたところ、「非常に賛成」及び「やや賛成」との回答は12.6%、「非常に反対」及び「やや反対」が87.4%で圧倒的にたばこ税の増税反対が占めている。また、反対と回答したものの年齢を見ると20代の69%に対して、30代は82%、60代は98%と、年齢が上がるにつれて増税反対の割合が高くなっている。 反対理由をみると、「金銭的負担が増える・値段が高い」が51.3%と半数以上を占め、以下、「頻繁に上がりすぎ」20.8%、「不公平感がある」13%と続いている。一方、1割強いた増税賛成者にその理由を聞くと、「自身がたばこをやめるきっかけになる・喫煙者減少につながる」38.1%、「仕方がない」28.6%、「社会の役に立つ」4.8%など。 増税による喫煙習慣の変化については、たばこ税増税後も「自身の喫煙習慣を変えない」が36%と3人に1人は喫煙習慣を変えないとしているが、「喫煙本数を減らす」が40.4%と4割を超え、これを機会に「禁煙する」が12%、たばこの種類や銘柄を変えるがそれぞれ4%台となっており、約6割が何らかしらの喫煙習慣の見直しを考えている。 なお、非喫煙者のたばこ税増税の賛否では、賛成の88.8%に対して反対は11.2%と大多数が賛成と回答していており、特に40代と50代では9割を超える高い割合となっている。
2021.09.21 16:09:07