累計100万戸を突破した長期優良住宅の認定実績
長期優良住宅の認定実績が、平成30年度末で累計100万戸を突破したことが国土交通省のまとめでわかった。
長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための構造や設備等を備えた住宅のこと。長期優良住宅の申請をし、一定の基準に適合した場合には認定を受けられ、一般の住宅に比べ優遇された税制措置や、フラット35による低金利での融資の他、補助金も適用される。
長期優良住宅の認定制度は、新築に係る認定が平成21年6月から、増築・改築に係る認定が平成28年4月から運用を開始。新築は初年度(21年度)が約5万7千戸の認定だったが、22年度以降は毎年約10万戸が認定され、10年目の30年度末には累計で102万4989戸となった。増改築は28年度~30年度までの累計で738戸認定されている。
都道府県別の認定実績の累計をみると、新築では、愛知県が12万652戸で東京都の7万20戸を大きく離しトップ。以下、神奈川、埼玉、静岡、千葉が5万戸以上。増改築では、全体の約半数の380戸を北海道が占め、以下、兵庫の43戸、新潟の39戸が続いた。
長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づく長期優良住宅建築等計画の認定状況について
提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)