国税専門官採用試験の女性申込者割合が4年連続過去最高
人事院がこのほど公表した2019年度国税専門官採用試験の申込状況によると、女性申込者割合は38.7%で、2016年度の34.7%、17年度の35.4%、18年度の36.2%に続き4年連続で過去最高を更新した。
男女を合わせた全体の申込者数は1万4238人で、前年度に比べ1646人減と大幅に減り、女性申込者も238人減の5507人だった。
採用試験は、第1次試験が6月9日に行われ7月2日に合格者発表、第2次試験が7月11日から19日のうち指定する日に行われ8月20日に最終合格者が発表される。採用内定は10月以降で来年4月の採用となる。採用後は税務大学校で3ヵ月間の基礎研修を受けた後、全国各地の税務署に配属される。2015年度以降、全体の合格者数は3千人を超え、採用者数は1千人程度となっている。
一方、国税庁発表資料によると、採用者のうち女性の割合は、2013年度23.2%(248人)、14年度28.7%(295人)、15年度36%(416人)、16年度25.1%(262人)、17年度30.6%(339人)と推移しており、15年度(女性申込者割割合は32.6%)を除くと申込者割合に比べ低い。
2019年度国家公務員採用試験(専門職試験(大卒程度))の申込状況について
提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)