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「マイナンバーカードを取得する予定はない」が過半数

 内閣府がこのほど公表した「マイナンバー制度に関する世論調査」によると、マイナンバーカードを取得する予定がない人が過半数を占めたことがわかった。調査は、本年10月11日から21日までの間、18歳以上の3000人を対象に、調査員による個別面接聴取で行った。回答があったのは1671人(回収率55.7%)。内閣府が行ったマイナンバー制度に関する世論調査は、平成23年1月、27年1月と7月に続き4回目。

 マイナンバーをどのような手続で届け出たり、記載したことがあるかとの質問に対しては、「職場やアルバイト先で給料や社会保険の手続をしたとき」(29.1%)、「年末調整や確定申告をしたとき」(25.3%)が多かった一方、「届け出たり、記載する機会がなかった」も34.9%あった。

 マイナンバーカードの取得状況をみると、「取得している、もしくは取得申請中」が27.2%、「取得していないが、今後取得する予定」が16.8%であるのに対し、「取得していないし、今後も取得する予定はない」が53%と過半数を占めた。

 「マイナンバーカードを取得した(する予定)」と答えた人にその理由を聞くと、「身分証明書として使えるから」が46.7%と最も多く、「将来利用できる場面が増えると思ったから」が25.9%で続き、以下、「住民票などがコンビニで取得できるから」「職場などで必要になったから」「確定申告などの行政手続をインターネットで行えるから」が19%台で並んでいる。

 逆に、マイナンバーカードを取得していない人にその理由を聞くと、「取得する必要性が感じられない」が57.6%で最も多く、「身分証明書になるものは他にあるから」が42.2%で続き、以下、「個人情報の漏えいが心配」(26.9%)、「紛失や盗難が心配」(24.9%)、「申請手続きが面倒」(21.3%)が多かった。

「マイナンバー制度に関する世論調査」の概要について

提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)

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 内閣府がこのほど公表した「マイナンバー制度に関する世論調査」によると、マイナンバーカードを取得する予定がない人が過半数を占めたことがわかった。調査は、本年10月11日から21日までの間、18歳以上の3000人を対象に、調査員による個別面接聴取で行った。回答があったのは1671人(回収率55.7%)。内閣府が行ったマイナンバー制度に関する世論調査は、平成23年1月、27年1月と7月に続き4回目。 マイナンバーをどのような手続で届け出たり、記載したことがあるかとの質問に対しては、「職場やアルバイト先で給料や社会保険の手続をしたとき」(29.1%)、「年末調整や確定申告をしたとき」(25.3%)が多かった一方、「届け出たり、記載する機会がなかった」も34.9%あった。 マイナンバーカードの取得状況をみると、「取得している、もしくは取得申請中」が27.2%、「取得していないが、今後取得する予定」が16.8%であるのに対し、「取得していないし、今後も取得する予定はない」が53%と過半数を占めた。 「マイナンバーカードを取得した(する予定)」と答えた人にその理由を聞くと、「身分証明書として使えるから」が46.7%と最も多く、「将来利用できる場面が増えると思ったから」が25.9%で続き、以下、「住民票などがコンビニで取得できるから」「職場などで必要になったから」「確定申告などの行政手続をインターネットで行えるから」が19%台で並んでいる。 逆に、マイナンバーカードを取得していない人にその理由を聞くと、「取得する必要性が感じられない」が57.6%で最も多く、「身分証明書になるものは他にあるから」が42.2%で続き、以下、「個人情報の漏えいが心配」(26.9%)、「紛失や盗難が心配」(24.9%)、「申請手続きが面倒」(21.3%)が多かった。
2018.12.06 16:44:49