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30年度税務職員採用試験の合格倍率は5.4倍

 人事院がこのほど公表した平成30年度税務職員採用試験(高校卒業程度)の実施状況によると、合格者数は1496人(前年度1469人)で、5年連続1000人を超えた。試験申込者数は8011人なので合格倍率は5.4倍となり、最近10年間では最も倍率が低く、5年続けて5倍台となった。24年度の16.4倍と比べると約3分の1。また、採用予定者数は811人で、平成5年度採用試験以降、最多。

 民主党政権下で23~25年度まで行われた国家公務員の新規採用抑制方針により、国税専門官(大学卒業程度)同様、税務職員採用試験による新規採用者数も減り、特に24年度は187人の採用にとどまるなど過去にない厳しい採用となったが、自民党が与党に復活した26年度以降は新規採用抑制方針による減員分を補うため、700~800人台の採用が続いている。

 30年度採用試験合格者の国税局採用は31年4月のため、採用年度は31年度になる。採用後は税務大学校普通科生(第79期)として研修所での約1年間の研修を経た後、各税務署に配属される。

 国税関係の採用試験では、すでに8月21日に国税専門官採用試験の合格者が発表されており、12月26日には社会人経験者採用試験(国税調査官級)の合格者が発表される予定。

平成30年度国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)等の合格者発表について

提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)

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 人事院がこのほど公表した平成30年度税務職員採用試験(高校卒業程度)の実施状況によると、合格者数は1496人(前年度1469人)で、5年連続1000人を超えた。試験申込者数は8011人なので合格倍率は5.4倍となり、最近10年間では最も倍率が低く、5年続けて5倍台となった。24年度の16.4倍と比べると約3分の1。また、採用予定者数は811人で、平成5年度採用試験以降、最多。 民主党政権下で23~25年度まで行われた国家公務員の新規採用抑制方針により、国税専門官(大学卒業程度)同様、税務職員採用試験による新規採用者数も減り、特に24年度は187人の採用にとどまるなど過去にない厳しい採用となったが、自民党が与党に復活した26年度以降は新規採用抑制方針による減員分を補うため、700~800人台の採用が続いている。 30年度採用試験合格者の国税局採用は31年4月のため、採用年度は31年度になる。採用後は税務大学校普通科生(第79期)として研修所での約1年間の研修を経た後、各税務署に配属される。 国税関係の採用試験では、すでに8月21日に国税専門官採用試験の合格者が発表されており、12月26日には社会人経験者採用試験(国税調査官級)の合格者が発表される予定。
2020.01.23 17:22:28