4万人を割った税理士試験の受験申込者数
国税庁がこのほど公表した平成30年度(第68回)税理士試験受験申込者数によると、受験申込者数は前年度比2717人減の3万8525人で、4万人を割った。24年度の申込者数は5万8453人だったので、6年間で約2万人も減ったことになる。
受験申込者数が最も多かった科目は簿記論の1万6323人だったが、前年度を下回り、また、全ての科目で受験申込者数が前年度を下回った。
一方、毎年減り続ける受験申込者数の減少に連動して受験手数料収入も減少が続いている状況を背景に、30年度税制改正大綱に受験手数料引上げが盛り込まれ、30年度試験から適用されている。受験手数料の見直しは平成12年度以来。
見直しにより、受験科目が1科目の場合は4000円(改正前3500円)に、受験科目が2科目以上の場合は1科目追加ごとに加算する額が1500円(改正前1000円)に引き上げられている。
試験は8月7日から9日まで行われ、12月14日に合格結果が発表される。
提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)