租税資料室が「明治150年」特別展示
税務大学校の租税資料室が、明治150年の関連展示として「明治維新と租税の近代化」を開催中だ。ペリー来航から明治憲法が制定されるまでの間の、明治維新期の近代税制確立への歩みを、租税資料室所蔵の史料等を用いて紹介している。
江戸幕府がアメリカ・オランダ・ロシア・イギリス・フランスの5ヵ国それぞれと結んだ「安政五ヵ国条約」や、福沢諭吉が幕末から明治にかけての欧米の状況を紹介した書物「西洋事情」、大蔵省が租税制度の沿革を知る目的で作成し明治15年~18年にかけて刊行した「大日本租税志」など貴重な歴史資料の現物を見ることができる。
特別展示は、毎年テーマを決めて行う1年間限定の企画で、平成29年度の本特別展示は平成29年10月2日から平成30年9月27日まで実施。希望者には担当者が展示について説明しながら案内してくれる。
租税資料室(税務大学校和光校舎内)の開館時間は9時30分~16時30分。土日祝日と年末年始のほか、資料整理日、特別整理期間は休館。入館無料。
提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)