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国税の滞納発生超えるペースで「処理」滞納残高は8971億円

 2016年度に新たに発生した国税の滞納額は6221億円で、前年より1割弱減少した。16年度末時点での滞納額の残高は8971億円となり、18年連続の減少となった。同庁は滞納残高が減り続けている理由として、滞納の未然防止やコールセンターを活用した催告の効果などを挙げた。
 税目別に見ると、消費税は14年4月に5%から8%に増税されてから新規滞納が急増していたが、3年ぶりに減少に転じた。とはいえ16年度の新規滞納額は3758億円で、全滞納の6割を占めている。
 所得税、法人税、相続税、消費税のすべてで、滞納を解消させた「整理済額」が新規発生額を上回った。28年度中に整理済となった滞納額は7024億円に上り、滞納整理が進んだ理由として国税庁は「大口・悪質事案や処理困難事案に対して厳正・的確な滞納整理を実施」したと説明している。
 今年6月に国税庁が発表した「国税庁レポート2017」によれば、滞納整理がスムーズに進んだ要因には、差し押さえ財産のインターネット公売の活用があるようだ。16年度にも4回の公売が実施され、高級車や宝飾品、不動産など400物件を売却した結果、約5億円が徴収されている。レポートでは「ネット公売は利便性が高く、より多くの参加者を募ることができるため、差し押さえた財産の高価・有利な売却に役立っています」として、公売の有効性を誇った。

提供元:エヌピー通信社

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6月19日更新

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 2016年度に新たに発生した国税の滞納額は6221億円で、前年より1割弱減少した。16年度末時点での滞納額の残高は8971億円となり、18年連続の減少となった。同庁は滞納残高が減り続けている理由として、滞納の未然防止やコールセンターを活用した催告の効果などを挙げた。 税目別に見ると、消費税は14年4月に5%から8%に増税されてから新規滞納が急増していたが、3年ぶりに減少に転じた。とはいえ16年度の新規滞納額は3758億円で、全滞納の6割を占めている。 所得税、法人税、相続税、消費税のすべてで、滞納を解消させた「整理済額」が新規発生額を上回った。28年度中に整理済となった滞納額は7024億円に上り、滞納整理が進んだ理由として国税庁は「大口・悪質事案や処理困難事案に対して厳正・的確な滞納整理を実施」したと説明している。 今年6月に国税庁が発表した「国税庁レポート2017」によれば、滞納整理がスムーズに進んだ要因には、差し押さえ財産のインターネット公売の活用があるようだ。16年度にも4回の公売が実施され、高級車や宝飾品、不動産など400物件を売却した結果、約5億円が徴収されている。レポートでは「ネット公売は利便性が高く、より多くの参加者を募ることができるため、差し押さえた財産の高価・有利な売却に役立っています」として、公売の有効性を誇った。
2017.08.04 12:15:41