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沖縄・座間味村の「美ら島税」に総務相が同意

 高市総務相は7月7日、沖縄県座間味村から4月27日に協議の申し出があった法定外目的税「美ら島税」の新設導入について同意した。導入時期は、条例が施行される来年4月1日から。

 座間味村が導入する「美ら島税」は、那覇の泊港と那覇空港から海・空路で座間味村に入村する者を対象に1回の入村につき1人100円を課税するもので、税負担の公平の原則から、観光客等以外の村民からも徴収することとしており、非課税対象は中学生以下、障害者のみ。

 税収の使途は、海の保全や島の陸域環境の保全、観光客へのサービスに限定され、同村ではウミガメの保護活動やオニヒトデ駆除、海岸の清掃・美化活動、観光施設の維持整備などに充てるとしている。

 平年度ベースでの徴税費用見込額は20万円、税収見込額は1000万円となっている。なお、沖縄県の市町村では2000年以降、伊是名村、伊平屋村、渡嘉敷村が同様の法定外目的税である「環境協力税」を導入している。

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提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)

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 高市総務相は7月7日、沖縄県座間味村から4月27日に協議の申し出があった法定外目的税「美ら島税」の新設導入について同意した。導入時期は、条例が施行される来年4月1日から。 座間味村が導入する「美ら島税」は、那覇の泊港と那覇空港から海・空路で座間味村に入村する者を対象に1回の入村につき1人100円を課税するもので、税負担の公平の原則から、観光客等以外の村民からも徴収することとしており、非課税対象は中学生以下、障害者のみ。 税収の使途は、海の保全や島の陸域環境の保全、観光客へのサービスに限定され、同村ではウミガメの保護活動やオニヒトデ駆除、海岸の清掃・美化活動、観光施設の維持整備などに充てるとしている。 平年度ベースでの徴税費用見込額は20万円、税収見込額は1000万円となっている。なお、沖縄県の市町村では2000年以降、伊是名村、伊平屋村、渡嘉敷村が同様の法定外目的税である「環境協力税」を導入している。
2017.07.12 13:13:56