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社会保障協定 3月にブラジルとスイス加わる 派遣労働者の年金問題を解消
カテゴリ:01.週刊NP
作成日:02/17/2012 提供元:エヌピー通信社
外国に派遣される日本人や外国から日本に派遣される外国人の“年金問題”を解消するための「社会保障協定」の相手国に、3月1日からブラジルとスイスが加わる。
会社から派遣されて海外で働く場合など、国際間で人的移動が行われると年金に関するトラブルが生じることがある。具体的には、海外派遣で就労している人は自国の年金制度にも継続加入していることが多く、両国の公的年金制度に二重に保険料を支払うことになってしまう。また、制度への一定期間の加入を老齢年金の受給資格としている国に派遣された場合、派遣期間の関係で支払いが短期間になると、受給資格要件を満たせずに保険料が“掛け捨て”になってしまうこともある。
この「二重加入問題」と「年金受給資格問題」を解消するための取り決めが社会保障協定だ。3月1日に加わるブラジルとスイス以外に12カ国との間で協定が発効されている。協定に署名済みのイタリアや政府間交渉中の国も複数存在する。協定発効で国際交流を促進することが期待されている。
社会保障協定に関する手続きは年金事務所で行う。詳細は日本年金機構のホームページで確認できる。
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