国税庁 24年分の路線価公表 全国平均4年連続の下落
カテゴリ:02.週刊税研 
作成日:07/06/2012  提供元:税務通信



 国税庁は7月2日、平成24年分の路線価等を公表した。最高路線価が前年よりも上昇もしくは横ばいとなった都市は4都市から10都市へと上昇し、逆に下落した都市は37都市と6都市減少した。このような改善が見られるものの、全国平均の下落率は前年比2.8%と、リーマンショック以来4年連続で下降傾向となっている。

 24年分の最高路線価は東京都中央区銀座の鳩居堂前で1平方メートルあたり2,152万円と27年連続最高地点となっている。

 また、24年分の路線価は東日本大震災の影響を反映したもので、福島原発に係る警戒区域等の土地については、路線価等の算出が困難であるため、価格を0として相続税・贈与税の申告をすることができる措置が講じられている。

税務通信 No,3220