国税庁 23事務年度の所得税・消費税(個人)の調査事績を公表
カテゴリ:02.週刊税研 
作成日:11/02/2012  提供元:税務通信



 国税庁は10月25日、平成23事務年度(23年7月~24年6月)の所得税及び個人事業者の消費税の調査状況を公表した。

 所得税の調査件数は77万4,207件と前年度より約2万件上回り、そのうち申告漏れ等の非違件数は48万6,869件と前年度よりも約3万件増加した。その一方、追徴税額については1,162億円と、前年度よりも77億円減少している。

 平成23事務年度の調査では、金やプラチナの価格高騰を受け、調査でも金地金等に係る譲渡所得の調査に積極的に取り組んでおり、申告漏れ件数は1,309件(前年度962件)、申告漏れ所得金額は79億円(同61億円)と、前年度よりも30%以上増加する結果となった。

 また、消費税の調査件数は9万8,556件(同9万8,004件)、非違件数6万7,099件(同6万7,124件)、追徴税額が246億円(同253億円)という結果であった。

税務通信 No,3236