財務省、東京五輪の記念貨幣デザインを発表
カテゴリ:17.財務省関係 トピック
作成日:09/08/2016  提供元:21C・TFフォーラム



 財務省はこのほど、2020年東京オリンピック・パラリンピックの記念貨幣のデザインを発表した。今回発表されたのは、東京五輪関係で複数発行する記念貨幣のうち、リオデジャネイロから東京への開催都市の引継ぎをテーマにした2種類の1千円銀貨のデザイン。

 一つは表面に五輪旗、もう一つは表面にパラリンピック旗をあしらい、いずれも日本とブラジル両国を代表する花である桜とイペー・アマレーロ、そして世界地図のモチーフで構成されている。いずれも裏面には大会エンブレムが入り、日本初の「両面カラーコイン」になるという。

 ともに直径4センチメートルの純銀製で、各5万枚発行。素材に貴金属を使用し特殊な技術を用いて製造されることから、貨幣の製造等かかる費用が額面価格を上回るプレミアム型の記念貨幣となり、販売価格は9500円。9月頃に造幣局が申込みの受付けを開始し、商品発送は12月頃からになる予定だ。

 ちなみに1964年の東京オリンピックの際には、1千円銀貨と100円銀貨の2種類の記念貨幣が発行された。それぞれ1500万枚、8000万枚発行と大量に造られたが、初めての日本開催のオリンピック、かつ、日本初の記念貨幣であったということで大反響を呼び、引き換え開始前から金融機関に長蛇の列が出来、あっという間に品切れになったという。2020年の記念貨幣は発行枚数も少ないことから前回を上回る人気になることが予想されている。

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