6月分税収は特別減税と消費税還付の影響で前年同月比16%減
カテゴリ:11.大蔵省関係 トピック
作成日:08/04/1998  提供元:21C・TFフォーラム



 大蔵省は3日、平成10年度6月末租税及び印紙収入額を発表した。それによると、6月分税収および印紙収入額は2兆1,406億円で、前年同月と比べ16%減少した。
 減収の主な要因は、5月中の給与を対象とした源泉所得税(6月分収入額は9,944億円)が、まだ特別減税継続の影響もあり、対前年同月比10.9%減少、また、4月決算が主な法人税(同3,078億円)が、同期決算法人の収益の低迷で同29.9%減少した。
 また、消費税(同▲984億円)は、法人税同様、4月決算法人からの収入分が主な対象だが、3月決算法人の輸出等による還付申告も対象となり、収入分を還付額が大きく上回ったため、収入ではなく支出となった。
 なお、6月末の収入額の累計は3兆2,611億円で、10年度補正予算に対する進捗割合は5.7%となっている。