郵貯の大量満期による利子税増で6月の税収14%増
カテゴリ:11.大蔵省関係 トピック
作成日:08/04/2000  提供元:21C・TFフォーラム



 平成12年度6月分の租税収入額は2兆989億円で、前年同月に比べ14.1%増えたことが大蔵省の発表でわかった。10年前の高金利時代に契約した郵便局の定額貯金が大量に満期を迎え利子税が増えたため、源泉所得税収が1兆421億円と前年同月に比べ16.1%増大したことが貢献した。定額貯金の大量満期は当分続くことから、源泉所得税収の伸びも今後も続くことになる。
 法人税収は2,955億円で、前年の51億円の57倍と大幅な伸びだが、これは前年に大口の還付があったことにより、税収が少なかったため。
 消費税収はマイナス1,415億円。6月は3月決算法人の還付が発生することから、例年税収が減るが、昨年NTTが持株会社と事業会社3社に分割、資産の譲渡を受けた3社の消費税の仕入税額控除が認められたことによる還付が大きかった。