10年度税収が50兆円下回り、2年連続予算割れ
カテゴリ:11.大蔵省関係 トピック
作成日:08/03/1999  提供元:21C・TFフォーラム



 大蔵省は7月30日、平成10年度の税収決算額を発表した。それによると、決算額は49兆4,319億円。税収が50兆円を下回ったのは、昭和62年度以来のこと。   
 この決算額は補正後予算額に対して7,331億円の減収となっており、予算割れは2年連続。また、前年度決算額に対しては、4兆5,096億円の減収となっている。
 補正後予算額を下回った主な税目は、申告所得税が決算額3兆2,304億円で1,986億円の減少(源泉所得税を含め所得税全体では、同16兆9,961億円で218億円の増収)、法人税が同11兆4,232億円で2,968億円の減収で、いずれも景気の低迷による所得の減少が大きく影響した。
 また、消費税も同10兆744億円で、1,296億円の減収となった。相続税も地価下落により、同1兆9,156億円で1,544億円の減収となった。
 一方、印紙収入が同1兆5,620億円となり、住宅販売の好調などにより、464億円増収となった。