「在外子会社の会計処理」に関する取扱いなどを改正~ASBJ
カテゴリ:09.企業財務 トピック
作成日:03/27/2015  提供元:21C・TFフォーラム



 企業会計基準委員会(ASBJ、小野行雄委員長)は3月26日、改正実務対応報告等を公表した。

 公表されたのは、1)改正実務対応報告第18号「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」、2)改正企業会計基準適用指針第25号「退職給付に関する会計基準の適用指針」、3)改正企業会計基準第1号「自己株式及び準備金の額の減少等に関する会計基準」等。

 このうち、1)は、(イ)米国におけるのれんに関する取扱い、(ロ)少数株主損益の会計処理に関する取扱い、(ハ)退職給付会計における数理計算上の差異の費用処理、を取り上げている。例えば(イ)は、米国の非公開会社について、のれんの償却処理が選択可能になったことを受け、「のれんの償却」に関する取扱いを見直した。

 2)は、退職給付会計制度の複数事業主制度の注記を見直し。3)は、単体開示の簡素化に関連する開示項目の限定的な改正を図っている。

 適用は、1)が平成27年4月1日以後開始する連結会計年度の期首から、2)及び3)が公表日(3月26日)以後最初に終了する事業年度の年度末に係る財務諸表から。

詳細は、こちらを参照のこと。