IFRS適用課題対応の専門委員会を設置~ASBJ
カテゴリ:09.企業財務 トピック
作成日:10/02/2015  提供元:21C・TFフォーラム



 企業会計基準委員会(ASBJ、小野行雄委員長)が「IFRS適用課題対応専門委員会」を設置した。9月25日開催の第320回会議では専門委員を選任。IFRS解釈指針委員会の議論を適時にフォローすると共に、IFRS適用90社超の日本企業の課題に対応していく。

 例えば、日本サイドが提出したIFRS適用上の論点についてIASB(国際会計基準審議会)およびIFRS解釈指針委員会から却下通知が公表された場合、日本において個別対応(ガイダンスや教育文書の公表を含む)を図る必要があるか否か、検討する。

 メンバーは、作成者(NTTドコモ、富士通、伊藤忠商事、新日鉄住金)4名、監査人(トーマツ、新日本、PwCあらた、あずさ)4名、利用者(SMBC日興証券)1名。その他、オブザーバーとしてIASBの鶯地隆継理事が参加。専門委員長は、ASBJ・常勤委員(公認会計士)の関口智和氏が務める。

 開催は11月から、2ヵ月ごと(IFRS解釈指針委員会開催後、1ヵ月後を目途)。会議は原則、公開される。