コナミ、IFRS任意適用と米国上場廃止を公表
カテゴリ:09.企業財務 トピック
作成日:11/07/2014  提供元:21C・TFフォーラム



 デジタルエンタメントや健康サービス事業を営むコナミ(本社:東京、あずさ監査法人)が、2015年3月期の有価証券報告書における連結財務諸表から、従来の米国会計基準に替えて、国際会計基準(IFRS)を任意適用する。11月6日開催の取締役会で決議した旨、公表した。適用の理由は明らかにしていない。

 また、同日、米国預託証券(ADR)のニューヨーク証券取引所(NYSE)における上場廃止申請および米国証券取引委員会(SEC)への登録廃止の申請を行うことを決議した旨、公表した。

 その理由として、1)上場当初に掲げた目的(資金調達手段の多様化や米国における知名度向上等)は「現時点でほぼ達成」、2)日本の証券市場の国際化が進展し、外国人投資家の日本市場での株式取引が大幅に増加したことなど証券市場をめぐる環境に大きな変化、3)NYSEにおける同社のADRの取引高が少ない、こと等を鑑み、上場を継続する経済合理性が低下したと判断したという。

 なお、IFRS任意適用会社(適用予定会社を含む)は、コナミを含めると11月6日時点で計49社。うち、適用済みの上場会社は36、適用予定を公表(適時開示済)の上場会社は11、適用済みの非上場会社は2。