日税連が新しい電子証明書の発行を準備
カテゴリ:13.会計士・税理士業界 トピック
作成日:09/02/2015  提供元:21C・TFフォーラム



 日本税理士会連合会は、税理士用電子証明書の有効期限の到来に伴う新しい電子証明書の発行を行う。現在発行している電子証明書の有効期間の終期は一律平成29年7月31日で、電子証明書の移行期間として約6ヵ月間、システム構築等の電子証明書の発行体制の整備に約1年間を要することから、有効期限の終期までに電子証明書移行を完了させるためには、本年中に日税連の期間決定が必要とされていたもの。

 このためこのほど、発注ベンダーを株式会社NTTネオメイトに決定。発注価格は3億7879万円(税別)で、初期費用構築費、5年間の運用保守費、7.5万枚のICカード発行費を合算したもの。

 株式会社NTTネオメイト選定の理由として日税連では、


1)

ICカードドライバのインストール、電子的な受領書の作成、送信の自動化ができ、現在と比べて税理士の利便性向上が実現できる

2)

株式会社NTTネオメイトが提案するバックオフィスの強化策の実現、同社の持つ登録局業務の運営ノウハウを取り込むことで現在に比べて格段に効率的な業務運営が見込め、一般管理費の削減に繋げられる可能性がある

3)

見積価格が低廉であり、かつ、5万人以上に電子証明書を発行した場合に発行単価が下がるといったスケールメリットを得ることができる
の3項目を挙げている。