)税理士試験合格者は前年より79人少ない756人
カテゴリ:13.会計士・税理士業界 トピック
作成日:12/19/2016  提供元:21C・TFフォーラム



 国税庁が12月16日に公表した平成28年度(第66回)税理士試験結果によると、晴れて税理士資格を取得した者は、756人と前年よりも79人少なかったことが分かった。今年8月9日から8月11日までの3日間で実施された今回の試験受験者数は、女性8815人を含む3万5589人(延受験者数4万9245人)で申込者(4万4044人)の81%が受験した。

 試験の結果、一部科目合格者数は女性1325人を含む4882人で、一部科目合格者を含めた合格率は15.8%と前年の18.1%に比べ2.3ポイント低下した。今回の試験で合格科目が5科目に達し、税理士資格を取得した者は女性192人を含む756人となっている。

 合格者756人の内訳をみると、学齢別では、「大学卒」の596人が圧倒的に多く、以下、「専門学校卒」の75人、「高校・旧中卒」の51人、「短大・旧専卒」の22人、「その他」10人、「大学在学中」2人の順。また、年齢別では、「41歳以上」が279人で最も多く、次いで、「31~35歳」が151人、「36~40歳」が150人、「26~30歳」が123人、「25歳以下」が53人と続く。

 科目別の合格率の平均は前年を2.0ポイント下回る13.2%。科目別では、受験者数は違うものの最も高かったのが「財務諸表論」の15.3%。以下、「固定資産税」14.6%、「所得税法」13.4%の順。逆に最も難しかった科目は、昨年に引き続き「住民税」で11.5%の合格率だった。ほかの主な科目では、「相続税法」が12.5%、「消費税法」が13.0%、「法人税法」が11.6%などとなっている。

 なお、平成29年度(第67回)税理士試験は、来年8月8日から8月10日までの3日間行われ、同年12月下旬に合格者が発表される予定となっている。

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