26年度・連結監査の平均報酬は4580万8000円
カテゴリ:13.会計士・税理士業界 トピック
作成日:01/22/2016  提供元:21C・TFフォーラム



 日本公認会計士協会(JICPA、森公高会長)は1月15日付で「監査実施状況調査(平成26年度)」を公表した。同調査は、1社当たりの人数・時間の平均、各監査報酬額の平均・最高・最低をまとめたもの。対象期間は平成26年4月期から27年3月期。

 それによると、金融商品取引法監査(連結あり:3208社)の1社当たり平均報酬は4580万8000円と前年度(同:3154社)より29万円減少。時間当たり平均単価も1万1845円と前年度より167円減少し、5年連続のダウンになった。

 対して、1監査対象当たり人数の平均は20.1人(前年度:19.5人)、1監査対象当たり時間の平均は3867.4(同:3837.5)といずれも増加。人数・時間が増える一方、時間当たり単価は下落する傾向にある。今後は東芝問題による監査の“厳格化”が一層謳われることから、監査事務所の「冬の時代」は続きそうだ。

 平均報酬を会社の売上高区分でみると、1兆円以上(157社)であれば平均2億1819万円、最高額は29億800万円、最低額は1018万円。最高額と最低額は約286倍もの開きがある。

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