平成11年に千葉税理士会誕生か
カテゴリ:13.会計士・税理士業界 トピック
作成日:09/11/1997  提供元:21C・TFフォーラム



 東京地方税理士会の分割問題がいよいよ本格化しそうだ。本年4月から同会の新会長に就任した狩野七郎氏の選挙公約であることから、本会組織に「本会分割対策本部」(本部長=高山友二副会長)を設置し、千葉県会独立に向けて具体的に動き始めている。
 税理士会の分割は税理士法第49条第2項に規定されているが、会員数5千人以上(地方会は6067名=8月末現在)、新設される会の会員数が5千人の3分の1を下回らない(千葉県会は2118名=同)という法律上の要件は満たしている。後は、新設を希望する千葉県会会員数の3分の2以上の無条件賛成の署名が必要となる。このため、9月から、会員の理解を深めるための広報活動に取り組み、千葉県会14支部例会での説明や広報紙に関連記事を掲載するなど、来年8月から署名収集を始めるための準備作業を積極的に開始する。来年12月一杯で3分の2の署名を集め、翌11年に、本会の定時・臨時総会など正当な権限ある機関で、国税庁長官に分割申請書を提出するための議決を求める予定だ。「法律上の要件を満たし、会員が望むことを当局も拒否できまい」(高山本部長)とのことで、早ければ11年に千葉税理士会の誕生となるが、税理士会の分割申請は、全国でも初めてのケースであり、今後の成り行きに注目が集まっている。