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職場において雑談は自身にとって「プラス」が8割超

 日本能率協会が、全国のビジネスパーソン1000人を対象に実施した「テレワークの実施状況と職場メンバーとの雑談機会と効果についての調査」結果によると、「テレワークを行っている」との回答は、全体の31.5%と3割程度となった。同調査は全国の正規就業者を対象にしているが、地域や業態によっては、テレワークを実施していない(できない)ケースもあり、これが現実的な数字と言える。

 雑談の機会は、テレワークの有無にかかわらず、「オフィス出勤時に対面で行う」が全体の72.9%と7割超が回答。テレワークを行っている人は、ZOOMやTeamsなどの「オンラインでの会議システム」(49.8%)や、「メール等」(37.1%)、チャットや Slackといった「メール以外の会社のコミュニケーションツール」(31.4%)を活用し、雑談につなげている。

 1週間を振り返った雑談の頻度は、「テレワークを行っていない人」は、「ほぼ毎日、雑談する機会があった」が48.9%と5割だったのに対し、「テレワークを行っている人」では、19.7%と半分以下にとどまっている。新型コロナウイルス感染症の拡大前と比較して、職場メンバーと「雑談」する機会については、全体の35.6%が「減った」と回答。週1日以上のテレワークをしている人では5割超が「減った」と回答している。

 職場メンバーと「雑談」することについては、全体の6割(61.9%)が「自身の業務の生産性を高めることにつながっていると思う」、全体の6割以上(60.3%)が「自身の業務の創造性を高めることにつながっていると思う」とそれぞれ回答している。さらに、「雑談」することが「自身の職場における人間関係を深めることにつながっていると思う」は全体の7割以上(76.6%)が肯定している。

 また、「雑談」があることが「自身にとってプラスだと感じると思うか」との設問では、全体の8割(79.5%)が、「雑談」が自身にとって「プラス」と回答。「テレワークを行っている人」は、「プラス」(25.7%)、「ややプラス」(60.3%)を合わせて8割超(86.0%)が、雑談があることが自身にとってプラスであると回答しており、「テレワークを行っていない人」に比べて9.5ポイント高い結果となっている。

「ビジネスパーソン1000人調査」について

提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)

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 日本能率協会が、全国のビジネスパーソン1000人を対象に実施した「テレワークの実施状況と職場メンバーとの雑談機会と効果についての調査」結果によると、「テレワークを行っている」との回答は、全体の31.5%と3割程度となった。同調査は全国の正規就業者を対象にしているが、地域や業態によっては、テレワークを実施していない(できない)ケースもあり、これが現実的な数字と言える。 雑談の機会は、テレワークの有無にかかわらず、「オフィス出勤時に対面で行う」が全体の72.9%と7割超が回答。テレワークを行っている人は、ZOOMやTeamsなどの「オンラインでの会議システム」(49.8%)や、「メール等」(37.1%)、チャットや Slackといった「メール以外の会社のコミュニケーションツール」(31.4%)を活用し、雑談につなげている。  1週間を振り返った雑談の頻度は、「テレワークを行っていない人」は、「ほぼ毎日、雑談する機会があった」が48.9%と5割だったのに対し、「テレワークを行っている人」では、19.7%と半分以下にとどまっている。新型コロナウイルス感染症の拡大前と比較して、職場メンバーと「雑談」する機会については、全体の35.6%が「減った」と回答。週1日以上のテレワークをしている人では5割超が「減った」と回答している。 職場メンバーと「雑談」することについては、全体の6割(61.9%)が「自身の業務の生産性を高めることにつながっていると思う」、全体の6割以上(60.3%)が「自身の業務の創造性を高めることにつながっていると思う」とそれぞれ回答している。さらに、「雑談」することが「自身の職場における人間関係を深めることにつながっていると思う」は全体の7割以上(76.6%)が肯定している。 また、「雑談」があることが「自身にとってプラスだと感じると思うか」との設問では、全体の8割(79.5%)が、「雑談」が自身にとって「プラス」と回答。「テレワークを行っている人」は、「プラス」(25.7%)、「ややプラス」(60.3%)を合わせて8割超(86.0%)が、雑談があることが自身にとってプラスであると回答しており、「テレワークを行っていない人」に比べて9.5ポイント高い結果となっている。
2021.10.05 16:03:19