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業歴100年以上の「老舗企業」は全国に約3.3万社

 2019年中に業歴100年となる企業を含めた「老舗企業」は全国に3万3259社存在することが、帝国データバンクが発表した「老舗企業の実態調査」結果で判明した。また2019年に業歴100年を迎え、新たに「老舗企業」の仲間入りを果たした企業は1685社を数える。同社の2016年の同様の調査では業歴100年以上の「老舗企業」は2万8972社判明しており、3年間で4287社増加したことになる。

 業種大分類別にみると、老舗企業の社数が最も多かったのは、「製造業」の8344社(構成比25.1%)となり、「小売業」(同23.4%)、「卸売業」(同22.1%)が続いた。この3業種で老舗企業全体の約7割を占めている。また細分類別では、「貸事務所」(894社)がトップ。創業時は別事業を主業としていた企業が、所有する土地にオフィスビルなどを建て、賃料収入が増加し、貸事務所業へと業種が変わったケースが多い。

 2位は「清酒製造」(801社)。清酒は1300年前から日本に存在していたと伝えられており、古くから定着している産業のひとつとなっている。その他、「旅館・ホテル」(618社)や「酒小売」(611社)、「呉服・服地小売」(568社)、「婦人・子供服小売」(535社)、「木造建築工事」(492社)、「酒類卸」(475社)、「土木工事」(434社)と続いたが、BtoC関連の業種が上位を占めている。

 年商規模別にみると、老舗企業数が最も多かったのは「1億円未満」(1万3786社)、次いで、「1億~10億円未満」(1万2986社)、「10億~100億円未満」(4919社)、「100億~500億円未満」(1000社)、「500億円以上」(568社)と続く。老舗企業出現率では、「1億円未満」が1.69%となった一方、「500億円以上」が15.05%と最も高い結果となった。年商規模が大きい企業では老舗企業の割合が高い。

 都道府県別にみると、社数では東京都(3363社)がトップ、次いで「大阪府」(1909社)、「愛知県」(1758社)、「京都府」(1403社)と続く。老舗企業出現率が最も高かったのは「京都府」の4.73%。京都府は伝統工芸を守り育てる土壌があったことなどが、呉服を扱う企業や、寺社仏閣の改築を手がける老舗企業の存続に大きく寄与した。次いで、「山形県」(4.68%)、「新潟県」(4.29%)など、“酒どころ”が上位に入った。

「老舗企業」の実態調査(2019 年)について

提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)



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3月31日更新

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 2019年中に業歴100年となる企業を含めた「老舗企業」は全国に3万3259社存在することが、帝国データバンクが発表した「老舗企業の実態調査」結果で判明した。また2019年に業歴100年を迎え、新たに「老舗企業」の仲間入りを果たした企業は1685社を数える。同社の2016年の同様の調査では業歴100年以上の「老舗企業」は2万8972社判明しており、3年間で4287社増加したことになる。 業種大分類別にみると、老舗企業の社数が最も多かったのは、「製造業」の8344社(構成比25.1%)となり、「小売業」(同23.4%)、「卸売業」(同22.1%)が続いた。この3業種で老舗企業全体の約7割を占めている。また細分類別では、「貸事務所」(894社)がトップ。創業時は別事業を主業としていた企業が、所有する土地にオフィスビルなどを建て、賃料収入が増加し、貸事務所業へと業種が変わったケースが多い。 2位は「清酒製造」(801社)。清酒は1300年前から日本に存在していたと伝えられており、古くから定着している産業のひとつとなっている。その他、「旅館・ホテル」(618社)や「酒小売」(611社)、「呉服・服地小売」(568社)、「婦人・子供服小売」(535社)、「木造建築工事」(492社)、「酒類卸」(475社)、「土木工事」(434社)と続いたが、BtoC関連の業種が上位を占めている。 年商規模別にみると、老舗企業数が最も多かったのは「1億円未満」(1万3786社)、次いで、「1億~10億円未満」(1万2986社)、「10億~100億円未満」(4919社)、「100億~500億円未満」(1000社)、「500億円以上」(568社)と続く。老舗企業出現率では、「1億円未満」が1.69%となった一方、「500億円以上」が15.05%と最も高い結果となった。年商規模が大きい企業では老舗企業の割合が高い。 都道府県別にみると、社数では東京都(3363社)がトップ、次いで「大阪府」(1909社)、「愛知県」(1758社)、「京都府」(1403社)と続く。老舗企業出現率が最も高かったのは「京都府」の4.73%。京都府は伝統工芸を守り育てる土壌があったことなどが、呉服を扱う企業や、寺社仏閣の改築を手がける老舗企業の存続に大きく寄与した。次いで、「山形県」(4.68%)、「新潟県」(4.29%)など、“酒どころ”が上位に入った。
2019.01.15 16:44:51