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税務調査で普段通りに対応するのは至難の業
作成日:
11/11/2016
提供元:
マネーコンシェルジュ税理士法人
■税務調査は関心が高いテーマ
10/6に弊社主催の「【税務調査】の徹底対策セミナー」を行いました。
「【税務調査】の徹底対策セミナー」
実はその2ケ月前の8/2弊社主催セミナーでも、内容は大幅に異なるのですが、「税務調査対策セミナー」を行いました。
「税務調査対策セミナー」
どちらも盛況の内に終わったのですが、税務調査が中小企業にとってこれだけ関心が高い理由は、多分、過去の税務調査で苦い思い出が多数あったからではないかと推測します。
中小企業で税務調査対応がうまくいきにくい理由の一つは、実際の「調査現場の異様さ」を事前に理解できていないことによるものと思われます。
■税務調査は異常な場と知るべし
税務調査の当日の様子のよくあるケースをご紹介しますので、一緒にイメージしてみてください。
・会社の会議室の長テーブルの一方に、税務調査官が2名
・上司部下の関係で、部下が上司の機嫌を伺いながら仕事をしている様子
・上司は事前準備に時間をかけたためか、かなり前のめりで、「税金取るぞオーラ」が漂っている
・もう一方には、真ん中に社長でその両隣に経理担当者と税理士という状況
・そもそも横一列に上記3人が並んで座ったことがないので、何か落ち着かない様子
・経理担当者は、自分のミスが見つかるかもと不安な面持ち
・社長は、気になる取引があるのか、そもそも調査の税金支払を心配してか、はたまた調査官の「税金取るぞオーラ」に反発してか、こちらは不安と怒りの入り混じったような若干興奮状態
・そして極めつけは、テーブルをはさんだ税務調査官側と納税者側は、本日「初対面」
(注)癒着の問題があるためどの税務調査も原則必ず初対面となります。
・初対面でいきなり打ち解けて信頼して話すなんてことはあり得ませんから、お互いがお互いを信用してないオーラが、言葉の節々からあふれ出している状態
・まさに言葉の1つ1つが相手の出方を伺っている様子
■事前イメトレが大事
だから、いつもは温和な社長が机をひっくり返してしまうのです!
だから、いつもは打たれ強そうな経理担当者が号泣してしまうのです!
だから、税務調査の現場では、通常ではない異常なことが起こり得るのです!
事前に何の準備もしなかったら、こんな状況で普段通りに対応することは難しいと思われます。
そこで、税務調査の予定がある経営者や経理担当者へのご提案です。
税務調査前に、是非一度、前回の税務調査を思い出しながら、当日の税務調査の様子を事前にイメージトレーニングしておいてください。
それだけで、当日、だいぶ楽に税務調査対応が出来るはずです。