法人番号公表サイト、活用してますか?
   
作成日:06/21/2016
提供元:マネーコンシェルジュ税理士法人
  


■マイナンバーと法人番号

もう皆さんは、マイナンバーと法人番号の違いはわかりますよね?

復習ですが、マイナンバー=個人番号のことで、桁数は12、原則、日本に住民票のある方全員に割り当てられています。

つまり、0歳の赤ちゃんから、専業主婦、80歳のおじいちゃんまで、老若男女問わず、12桁の番号を所有していることになります。

この番号は、年金・各種手当の手続きや会社の年末調整などで使うことになります。
マイナンバーは、基本的にはむやみに人に見せるようなものではありません。

一方で、法人番号は、個人番号より1桁多い13桁で、個人番号と大きく異なるのは、その番号及び住所、会社名がインターネット等を通じて公になっていることです。

下記で、自社を検索してみて下さい。

「法人番号公表サイト」
http://www.houjin-bangou.nta.go.jp

※検索結果になぜか出てこないという方は、株式会社などの法人種別を表わす文字を除いて再度検索してみて下さい。

■法人番号公表サイト、活用してますか?

上記のサイトでは、正確な会社名と住所がわかりますので、下記のように活用することが可能です。

1.取引先情報等の入力補助による効率化
ウェブサイトや業務システムで行う法人情報の入力補助機能として、法人番号を活用することができます。

【現状】
法人名及び所在地といった法人の基本情報をすべてキーボードから入力しています。この場合、誤入力や、表記のゆれにより、取得した情報を活用する際に問題が生じることがあります。

【法人番号の利活用後】
Web-API又はダウンロードデータを活用することで、法人番号だけ入力すれば、法人番号公表サイトで公表している「法人名」「本店所在地」の情報を自動的に補完入力する機能を追加することができます。
これにより、誤入力や表記のゆれによる問題が解消できるほか、入力作業の効率化にもなります。

2.売掛金管理等、会計業務の効率化・自動化
各社売掛金(売上台帳)の管理を、法人番号付きで行うと、取引先ごとの集計が容易になります。

【現状】
売掛金(売上台帳)の管理を、取引発生日ごとに記載(入力)しています。

【法人番号の利活用後】
法人番号付きで売掛金(売上台帳)の管理を行うと、法人番号をキーに、取引先ごとの集計が容易になります。
また、支店・出張所との取引であっても、本店と同一の法人番号であることから、取引先ごとの集計を確実に行うことができます。

※他にも、「国際的に利用可能な企業コードとしての活用」や、「営業面での活用」などが考えられます。