インドネシア滞在記-バリ・ウブド編
   
作成日:01/21/2014
提供元:マネーコンシェルジュ税理士法人
  


前回からの続きです。

■バリ語でバリスマイルをもらう

いよいよこのインドネシア滞在記も、最終回です。

バリ島に行かれる方は多いと思いますが、ここではバリ語がもっともポピュラーな言語です(もちろんインドネシア語は通じますし、英語も大体通じます、更には日本語も多少通じたりします)。

スクスム(テリマカシ=ありがとう)
サミサミ(サマサマ=どういたしまして)
オムス・ワスティ・アストゥ(スラマッシアン=こんにちは)

この3つの言葉を覚えておくと、驚くほどバリっ子に喜んでもらえます。
めっちゃハッピーなバリスマイルをもらえます。
くどいですが、本当にとても喜んでもらえますよ。

ちなみに、カッコ書きで書いたのはインドネシア語なのですが、当初ネシア語をいくつか覚えていたので、バリに来ても同じように、テリマカシとか言っていたのですが、反応がジャカルタなどに比べて全然良くないのですね。

で、現地の英語がわかる方に聞くと、普段はみんなバリ語を話しているんだよ、とのこと。

そこでその方に上記の言葉を教えてもらい、早速アイフォンのメモ帳に登録しました。

特に、オムス・ワスティ・アストゥは結構オールマイティに使えるようで、朝でも昼でも夜でも帰り際でも最初の出会いでも、OKのようです。

胸の前で手を合わせて身体を少し小さくしながら、「オムス・ワスティ・アストゥ」というと、かなりそれっぽい感じになります。



(目を閉じる必要はありません、ちょっと会釈する感じで笑顔で言うべし!)

多分、欧米人が京都に来て、「こんにちは」と言う東京語を話すのではなくて、ちょっと前かがみになって「ごめんやす」という感じでしょうか。

郷に入れば(少しでも努力をして)郷に入りましょう、その方が楽しい!、と思う。

(参考)
京都弁や武士語、オネェ語等に変換できます。
http://monjiro.net/


■バリ島

バリ島で行ったのは下記です。
こちらもタクシーをチャーターし丸2日間ほど回りました。



クタレギャン地区(滞在ホテル界隈)


サヌール(朝のサヌールと言われるぐらい朝焼けが有名)


ウルワトゥ寺院(ケチャダンスが有名)


タナロット寺院(小豆島にあるエンジェルロードと似ている)


棚田(いくつもありますが、テガラランに行きました)


ウブド(王宮やゴアガジャ、日本人妻が経営するワルンソフィアという食堂がある)
 

■ざっと概観

(クタレギャン地区)
ホテルがこの界隈だったので、仲間と夜ぶらぶら散歩、飲み屋めぐりなんかもしました。

バリでは、バリサイダーなんかも是非ご堪能ください。



とはいえ、この地区は昼も夜も無防備に歩くことはお勧めできません。
昼歩いている時、あからさまな詐欺師が結構たくさんいました。

海辺はそれなりに良い感じで、良いホテルもたくさんあって、そこでのんびりプールなんかも、まさにバリって感じでグッドです。



また、日本食でお勧めのレストランは、下記「竹」です。
後述するワルンソフィアのおかみさんに教えてもらいました。



(朝のサヌール)
これを見たいがために、この日も朝5時起きでした。



(ウルワトゥ寺院)
一番いいのは、夕方にケチャダンス込みのレストランを予約しておく事です。
私は時間の関係で午前に行きましたが、絶壁にある寺院は、それだけでも荘厳に感じました。
仏教ではなくヒンドゥー教寺院です。
猿がいますので要注意。



絶壁の上に小さく写っているのがウルワトゥ寺院です。

(タナロット寺院)
こちらも上記同様仏教ではなくヒンドゥー教寺院です。
右端に写っているのがタナロット寺院で、そこに行くには、エンジェルロードのような道を通っていくことになります。
しかし、当然ですが、ヒンドゥー教徒でない私など多くの方は中に入れません。
こういうところは、典型的な無宗教日本人にとっては、意外に感じる所ではないでしょうか。
もちろん中に入れないのは、この寺院に限りません。
外から見るだけです。




■最大のピンチ

ウブドでバイクをレンタルしました。
そこから7キロほど行ったところにあるテガラランという棚田を見に行くためです。



と、ここで、大事件が発生しました。
多分、この旅行で最大のピンチです。

何と、バイクの鍵をなくしたのです!

棚田があんまり綺麗で、そこを一望できるカフェでくつろいで(多分そこでなくしたものと思われます)いました。

そこに、女の子がハガキを売りにやってきました。

その子と少し談笑していると、どうやら自分の子どもと同じ年である13歳ということで、何か親近感がわいてきて、ハガキを少し買いました。

すると、お兄さんも出てきて、どうやらそのカフェを家族で経営しているようでした。

次に、その棚田の中が歩けるようで、子供たちに先導されながら散歩しました(もしかしたらここでなくしたのかも)。

この子供たちがチップ目当てもあるんでしょうが、とてもフレンドリーで結構親切で、何枚か写真をとってもらったりしました。

で、再度、辺りのショップ等を散策し、更に写真やビデオをとったりしました。

何かとても現地の方とコミュニケーションがたくさん図れて、とても良い感じでした。

そして、サーちょっと暗くもなってきたし帰ろうかと思い、レンタルバイクの所に行こうかと、ポッケに手を突っ込み鍵を取り出そうとしたら、

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ないのです!
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あらゆるポケットというポケット、カバンの中、更には歩いた道などを戻って探しに探しまくりました。

でも、ない。

ここで、これは大変なことになるのではないかと頭をよぎりました。

まずは、自分の英語力がたいしたことないですから、「鍵がないからレンタル屋まで車か何かで私とバイクを乗せてほしい」又は「JAFプリーズ」というのをどう伝えればいいのかがわかりません。

しかも、既にうっすら暗くなってきています。

道はほぼ一本道とはいえ、押して帰るには7キロは遠い。

昼あんなに暑かったのに、ちょっと寒くなってきている、、、。

まじで、どうしよ。

お金で解決できる問題なのかどうかもわからない。

脇の下と身体全体がヒンヤリとして、汗がジワリと流れたのを覚えています。


■思わず、走りました

そして何気にそのレンタルバイクをみると、なんとびっくり玉五郎!

ヘルメットを収納するボックスのところに、鍵が突き刺してあったのです!!

最初、声が出ました。
「ウオッ」

本当です。

そしてじっくり考えました。

よくみると、鍵には番号が書いてあって、バイクと突合できるようになっています。

ということは多分、さっきの女の子かそのお兄さんか、又は棚田を案内してくれた子供たちか、誰かが、その鍵を拾ってバイクを探し当てて、椅子の上に置くのも用心が悪いと思って、サイドからそのまま差せるヘルメット収納ボックスの所に鍵を突き刺しておいてくれたのではないか(エンジンの所はカバーがあってそのままでは差せないようになっている、日本と同じ)。

思わず、走りました。

スクスム(テリマカシ=ありがとう)を言うために。

でも、戻りました。

鍵を取るために・・・。笑

そして再度、走りました。

さっきのカフェ、棚田、ショップ・・・。

でも、もうだいぶ暗くなっていることもあり、彼らは誰もいませんでした。

本気でヤバイと思い、本気で嬉しかったウブド近くにある棚田での一コマでした。


■ウブド最高!

そんなこともあってか、インドネシアの中でウブドが一番好きになりました。
本当にまた行きたいです。



ちなみに、ウブドには他にもゴアガジャという古代遺跡や王宮、たくさんのおしゃれなショップやレストラン、ギャラリーや美術館などがいっぱいあります。



ウブドには、たくさんの絵描きさんがいますが、まさに芸能と芸術の村という感じです(下記のワルンソフィアの旦那さんも元絵描き)。

更には、クタレギャンあたりからウブドに行くまでの道すがらも、まさに文化芸術ロードという感じです。

彫刻の村、石彫りの村、踊りの村、シルバーアクセサリー関係の村、バティック関係の村など。



ウブドに行かれたらぜひ、インドネシア人に嫁いだ日本人妻が経営されているワルンソフィアという食堂に行ってください。

http://www.angkasa-bali.com/megumi/
http://blogs.yahoo.co.jp/meguubud

とても親切な元ダンサー・元劇場関係者という異色の女性がおかみさんで、とても幸せそうに暮らしておられます。

ちなみに、以前にテレビでも取り上げられました。

http://www.tv-tokyo.co.jp/sun/backnumber/417.html

私が行った時には、その食堂に、大阪の八尾市出身の女性(と旦那)、大阪市出身の子連れの女性も晩御飯を食べに来ていました。

両者ともに、インドネシア人に嫁いだ日本人妻です。

ウブドには結構の数の日本人(女性が多い)がいて、日本人妻も結構いるそうです。

八尾市出身の女性に、日本人の男性と比べてどんなところが良いのですか? とストレートに聞いてみました。

すると、
(旦那が横にいるのですが)
・優しい
・愛しているをよく言ってくれる
・親を大事にする

と言われていました。

また、マッサージやヨガもウブドにはたくさんあって、日本人が温泉に行くような感じで、現地の方も疲れたらマッサージ等に行くそうです。

全身スクラブマッサージ90分コースを頼みましたが、料金は約1,200円で、それ以上にとても上手でした。

バリは、マッサージやヨガ等を本格的にされている方が多いようで、かなり本格的です(とはいえこれには当たり外れがあると思いますが)。



バリに来たら、ぜひ少し足を伸ばして、ウブドまで行ってください。
タクシーで早朝なら1時間、昼間なら1.5時間ぐらいです。

また、先ほどの大阪市出身の方もウブドでホテルを経営されていますが、ウブドにはたくさんのホテルがありますので、こちらで宿をとるのもいいでしょう。

とはいえ、特に女性はですが、あまり居心地が良すぎて、何年も長居する方がいるようですので、現実社会に戻れる程度にほどほどに。

まーでもそれはそれで、そういう人生も素敵ですけどね。